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令和2年度茨城県眼科医会集談会:2020/11/08

上記本日10時5分より開催された。拝聴した。プログラムと印象。
座長  筑波大学 上野勇太先生
演題 『 流失路研究の立場から考える緑内障薬物
アップデート・ 配合剤を交通整理 』
演者  東京大学医学部眼科学教室 准教授 本庄 恵先生
印象:
DUESのさまざまな悪影響、BAC(K)減量、線維柱帯以降の房水排出促進作用、などなど、オミデネパグにかなり好意的な内容だった。レーシック後の角膜厚の増加(20μ程度)、CME(無水晶体眼:PGも)に気をつける。ROCK阻害薬は、高眼圧、続発性緑内障に効果あり。オミデネパグも長い目で見ると効果が増強する。
頭低位手術が禁忌なのは、PACGとは関係なく、POAGでも視野が悪化している症例などでは止めた方が良い。
 
特別講演Ⅱ 午前11時15分~午後12時30分(招聘状に記載した時間)
座長  東京医科大学 上田俊一郎先生
演題  『 視神経腫脹を来す疾患についての鑑別と治療法 』
演者  毛塚眼科医院・東京医科大学臨床医学系眼科学分野
             兼任教授 毛塚 剛司先生 
印象:ワクチン接種による視神経炎は,こどもが多い。視力が0.7以下の場合はステロイド(プロキロ2㎎:メチルプレドニゾロン)500㎎を3日間のミニパルス療法を行う。100%ではないがほぼ治る。サルコイドーシスはアクネ菌が関係していると言われているが前房水からのPCRでは証明されていない。視神経炎はワクチン接種歴は必ず聞く。コロナウィルスのワクチンが出た場合には注意が必要。

スクリーンショット 2020-11-08 10.34.33.jpg

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