SSブログ

ノバルティスファーマweb講演会:2020/12/09

2020年12月9日(水)19:00~19:45
以下ホームページより
演題 ZIPANGU試験の結果から 私が伝えたいBRVO診療のポイント
演者 愛知医科大学 眼科学講座 教授
瓶井 資弘 先生
概要 網膜静脈分枝閉塞症(BRVO)に伴う黄斑浮腫においては、現在では抗VEGF硝子体内投与が第一選択になっているが、治療介入により、良好な視力経過で落ち着く患者もいる一方、黄斑浮腫の再燃を繰り返してしまう患者もいる。そのような背景の中、BRVOに伴う黄斑浮腫に対して、日本人を対象として行われた第Ⅳ相臨床試験 ZIPANGU試験の結果が昨年の日本臨床眼科学会にて発表された。ZIPANGU試験の結果をどのように今後、BRVO症例のマネジメントに生かしていくべきか、特に迷うことが多いレーザーのタイミングについて、網膜をご専門にされる眼科医だけでなく、BRVO患者さんの診察の機会のある全ての眼科医の先生方にわかりやすく解説したい。

印象
ZIPANGU試験は、抗VEGF注射はレーザーすることによって投与回数を減らすことが出来るのか?出来ない。
よって1年はPCしない。PCしてもVEGFは抑制できない。黄斑浮腫は黄斑近傍の細胞から分泌されるVEGFによって浮腫を起こす。慢性期のものにはPCが必要。ZIPANGUは急性期の話。早期治療すれば予後良好だが、6ヶ月ぐらい遅れても2年経てば追いつく。(HORIZON Study)
浮腫が来て視力が下がるまでタイムラグが1週間ある。
中心窩にかかっていたら再燃する場合は早期に注射する。

nice!(0)