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第10回 Surugadai Ophthalmic Clinical Conference:2021/04/03

上記開催された。17時より。大変わかりやすい,オール日大の先生方による丁寧なご講演だった。
知識の整理が出来た。

【Opening Remarks】 日本大学病院 アイセンター センター長/教授 中静 裕之 先生
【特別講演】
座長:日本大学病院 アイセンター 医局長/准教授 田中 公二 先生 17:05-17:35
講演I 『 黄斑手術の実際と適応 』
日本大学病院 アイセンター センター長/教授 中静 裕之 先生
17:35-18:00
講演II 『 加齢黄斑変性治療の長期治療マネージメント 〜 With CNV 〜 』
日本大学病院 アイセンター 外来医長/准教授 森 隆三郎 先生
座長:日本大学病院 アイセンター 外来医長/准教授 森 隆三郎 先生 18:00-18:25
講演III 『 網膜静脈閉塞症の全身状態をふまえた治療戦略 』
日本大学病院 アインセンター 助手 小野江 元 先生
18:25-18:55
講演IV 『 血圧変動に伴う網膜静脈変化と黄斑浮腫変化
18:55-19:00
【Closing Remarks】
日本大学医学部視覚科学系眼科学分野 主任教授 山上 聡 先生

印象:
横の変視症が自覚されやすい。M-chartで0.5度以上で自覚する。aniseikonia testで不等同視・大視症をみる。5%以上の不等同視で両眼視不可。大視症は改善しないことが多い。黄斑上膜の手術適応は、cftが400マイクロ以上、68歳以上、白内障手術時、変視で横M-chartで、0.9度以上、視力は0.9以上。ぶどう膜炎に伴う黄斑上膜は手術するとステロイド効きやすくなるが、手術が原因で視力が悪くなる。緑内障眼では黄斑上膜の手術をすると視野が悪くなる。 
 拡大しないSRFは積極的な再治療や治療間隔の短縮はしない。PEDは治療の必要なし。IRFは視力に影響するので積極的に治療。眼底カメラ型と、SLO型でFAFを撮ると、眼底カメラ型はキサントフィルに影響されにくい。SLO型は黄斑萎縮と間違えやすくなるので気をつける。CNVが萎縮するとRPEも萎縮する。CNVをつぶさなくても感度は残っている。CNVは外層の機能を維持している可能性がある!!緩めの治療で良い。長期の過剰投与は避ける。
 久山町研究:40歳以上:RVOの有病率:2.14%(50人に一人)(BRVO1.97%, CRVO 0.17% )
BRVOでのレーザーは、5乳頭径以上の無血管領域があるものに、硝子体出血予防の為にレーザーすることがある。いずれにしても網膜出血が退いた後にFAをしてレーザーするかどうかを決める。
CRVOの25%が虚血型。92%に新生血管を生じる。虚血型のCRVOは早期にfaをして判断し、PRPをする。
RVOの患者は、血圧コントロール不良疑いで内科に紹介する。頸動脈内中膜複合体厚(IMT)を測定する。家庭血圧計の利用。

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