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大塚web講演会:緑内障点眼薬と角膜上皮:2022/06/08

上記19時より開催され拝聴した。
雑賀 司珠也教授
緑内障点眼薬は長期に渡って投与される。従って、たとえ軽微であっても、角膜に対する好ましくない影響を可能な限り排除した薬剤選択は、眼圧下降効果と同様に重要であると考える。また、近年、選択肢の幅が広くなった二薬配合点眼液のメリットとして、点眼回数を減らすことによるアドヒアランスの改善が得られたと考えられるが、点眼回数や総点眼液量の抑制は角膜上皮の健康にも好ましいと思われる。本講演では、広く使用されている防腐剤である塩化ベンザルコニウムの角膜上皮への影響に関する臨床的考察を基礎研究結果、並びに緑内障点眼使用中の角膜上皮障害の治療と点眼薬変更の是非について、演者の経験を中心にお話しさせていただく。
印象
塩化ベンザルコニウムが上皮に悪い。PG関連薬自体に炎症を引き起こす作用がある。1日4回点眼するとステムセルが傷害される。上皮障害を治そうとして点眼をさらに追加するのは禁。0.3%のヒアルロン酸製剤は5分以上開けないと目薬が障害となる可能性がある。
βブロッカーの角膜知覚麻酔作用がドライアイに悪影響を及ぼす。
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