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オプトス

あたらしいブログになって初めてのオプトスの記事。オプトスは役には立つが、頻繁に壊れる。オプトスは維持費も法外な値段がかかる。車と同じで、どうも外人(イギリス人らしい)の作ったものはよく壊れる。その結果年間ン百万円(税抜き)の維持費が必要ということになる。損得勘定を計算して、仲介輸入販売業者が維持管理費ということで契約を強制してきた。先日調子が悪くなり正規代理店にみてもらったところ、これに入っていないと修理費としてさらに多くのお金を払うことになると・・。年間ン百万円払うか、それを上回る修理代のン百万円を払うか選択を迫られた格好。こんなオンボロ器械ぶん投げてしまえ、と、思ったりもする・・。
 しかし、オプトスに助けられることもある。今日診療時間終了間近になって中年男性が左眼の飛蚊症で来院された。左眼のみ散瞳して調べたところ裂孔原性硝子体出血を伴う網膜剥離を認めた。普通はここで終了、左のみ手術となるのだろうが、念のため無散瞳の右眼の眼底写真をオプトスで撮影。何と、右眼にも大きな裂孔を伴う網膜剥離をみとめた。これはオプトスなしでは見過ごしていただろう。要するに両眼に網膜剥離があったということ。もしかしたら両眼網膜剥離で失明する可能性もあるということ。緊急性が違ってくる。直ぐに大学に紹介状を書いた。これだからこそ法外な維持費を請求されてもオプトスは今のたかはし眼科にとっては必須の道具となっている。
 

右眼。他院でのレーザーの後がある。その上下に馬蹄形裂孔がある。周囲は剥離している。裂孔の周囲の剥離の範囲を考えると、これをレーザーするかどうかはかなり微妙。一般的にはレーザーしないでバックリングした方が良いだろう。
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主訴のある、左眼。裂孔原性硝子体出血があり、耳側に裂孔を認める。周囲は剥離がある。
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