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千寿webセミナー:2023/06/28

MGDについての有田玲子先生のご講演拝聴した。
19:30から。
要約:
リッドハイジーンの方法
https://www.lime.jp/public/mgd.html

温罨法は蒸しタオルでは駄目。AZM、アジスロマイシンはMGDでなく眼瞼炎と病名を付ける。あずきのチカラで温罨法をした後でリッドハイジーンをする。その後アジマイシンを点眼する。アジマイシンは最初の2日間は信じられないほど沁みるが3日から沁みなくなる。28日間投与は、難治性眼瞼炎で保険は通る(埼玉県)。ステロイドを併用することもある。plugging, vascularityなどが認められる。AZMは抗炎症作用もある。白内障手術後に37%がドライアイを発症する。マイボーム腺に一致して角膜上皮障害がある場合にもアジマイシンが良く効く。
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第22回硝子体手術ビデオセミナー:2023/06/25

東京、品川にて
上記開催され出席した。

以下、プログラム
主催:網膜硝子体手術研究会
代表世話人:日下俊次(近畿大学)
世 話 人:井上  真(杏林大学)
門之園一明(横浜市立大学)
瓶井 資弘(愛知医科大学)
鈴間  潔(香川大学)
馬場 隆之(千葉大学)
前野 貴俊(大阪大学)
顧   問:大路 正人(滋賀医科大学)
小椋祐一郎(名古屋市立大学)
北岡  隆(長崎大学)
寺﨑 浩子(名古屋大学)
平形 明人(杏林大学)
山本 修一(地域医療機能推進機構)
      ※五十音順
監   事:竹内  忍(竹内眼科クリニック)

8:30~8:55 ①基本セッティング
 井上 真(杏林大学)


手術は準備から始まります。基本セッティングは手術の基本でありながら手術を安全に遂行するためには必要条件になります。術式だけではなく基本セッティングや手術器具にも各術者の工夫があります。使用している手術顕微鏡、広角観察システム、硝子体手術装置などの設定を細かく検討しますが、最近はヘッズアップ手術の設定をどうしているかの項目も増えています。症例の難易度や術式についてもセッティングは変わってきます。手術の開始時のセッティングのみならず様々な場面でのセッティングをどうするかなどを解説します。


8:55~9:55 ②セッションⅠ「黄斑手術」【領域講習0.5単位】

「黄斑前膜・黄斑円孔」
 寺島 浩子(新潟大学)


黄斑疾患の中でも黄斑前膜や黄斑円孔は代表的な疾患です。そのため硝子体術者のビギナーからエキスパートまで手術を行なう機会が一番多いと思います。手術手技は標準化され一見シンプルに思えるのですが、基本的に視機能回復を目的とした手術であるため、手術適応の判断、黄斑部操作の方法、内境界膜剥離の是非など多くのおさえておきたいポイントがあります。最近では高齢化に伴い緑内障合併の黄斑疾患の硝子体手術も話題です。最近の知見を踏まえて画像診断や術後の視機能にもフォーカスして解説します。


「その他の黄斑手術」
 前野 貴俊(大阪大学)


硝子体手術の適応となる黄斑疾患には、強度近視に伴う黄斑分離や黄斑円孔網膜剥離、加齢黄斑変性に伴う黄斑下出血や出血性網膜剥離、抗VEGF治療に抵抗する黄斑浮腫などが存在します。また網膜硝子体手術に伴う合併症でも黄斑部に影響が生じることもあります。これらの病態への治療戦略も網膜硝子体術者にとって必要と考えますので、本項で症例を提示して解説します。


10:10~11:10 ③セッションⅡ「網膜剥離」【③~④で領域講習0.5単位】

「バックリング」
 坂口 裕和(岐阜大学)


昨年は、バックリングの理論と最近の適応、手術手順、復位率を上げる工夫、特に眼底観察のコツ等を解説しました。今年は、バックル材の選択、マットレス縫合のコツ、排液のコツなど、具体的な手技をビデオを交えて解説します。硝子体手術が術式として選ばれることが多いと思います。適応が正しければ良いと思いますが、バックリングに自信がないからと言う術者側の理由で、硝子体手術が選択されてはいけません。バックル手術も自由に使いこなせたうえで硝子体手術を選択する達人を目指しましょう。


「硝子体手術」
 日下 俊次(近畿大学)


網膜剥離に対して硝子体手術が選択されることが多くなっています。強膜バックリング法より眼底の視認性が良く、取り組みやすいことが要因かと思います。しかし、網膜剥離に対する硝子体手術は適応を慎重に検討し、要点をしっかり押さえておかないと悲惨な結果となってしまうリスクがあります。本講演では裂孔原性網膜剥離に対する硝子体手術でマスターすべき基本手技(ポート設置、周辺部硝子体切除、液空気置換、眼内光凝固、ガス(シリコーンオイル)タンポナーデ等)について解説します。


11:10~12:10 ④パネルディスカッションⅠ:「Mysterious Case」
モデレーター:門之園一明(横浜市立大学)


映像から得られる情報には、時に脳裏に焼きつけられるものもあります。パネル1では、実際の遭遇した演者の症例を先生方と共有し、示唆にとむコメントを時に辛辣な討論を交えたいと思います。
会場内にてご質問を募集し、モデレーター・講師陣にて回答予定です。


13:10~13:30 ⑤Hot Topics from Industry
 


硝子体手術関連企業からイチオシの製品を紹介して頂きます。最新の、知っておくべき機器に関する情報が得られます。


13:30~14:55 ⑥セッションⅢ「 網膜血管障害・その他」【領域講習0.5単位】

「水晶体関連」
 馬場 隆之(千葉大学)


本邦では水晶体混濁が見られる硝子体手術症例に対して、硝子体・白内障同時手術が多く行われます。眼内レンズ挿入に関連した手術の要点を再確認したいと思います。また、白内障手術手技の向上に伴い、多くの難症例で眼内レンズ挿入まで完遂することが出来るようになりました。チン小帯脆弱例でも眼内レンズ挿入が可能となった一方、眼内レンズ脱臼も比較的頻繁に遭遇するようになりました。眼内レンズ脱臼の症例では、眼内レンズ摘出と眼内レンズの再固定が必要となります。眼内レンズ摘出時に角膜内皮障害を生じやすく、安全な眼内レンズ摘出方法が求められます。眼内レンズの固定法としては、強膜固定が多く行われます。強膜固定の合併症とその対処法を含めて解説します。


「糖尿病網膜症」
 鈴間 潔(香川大学)


難症例の増殖糖尿病網膜症の手術は硝子体切除、PVD作成、周辺処理、黄斑部処理、止血、増殖膜処理、網膜復位、光凝固などほぼすべての操作が必要になります。術前に眼底が見えないことも多いので入念な準備が必要ですが、きれいに治療できたときは喜びもひとしおです。膜処理のキーワードは「周辺側のPVD作成」、「膜分割」、「真の間隙」です。糖尿病網膜症に挑戦し硝子体手術のフルコースをマスターしましょう!


「外傷・眼内炎」
 門之園一明(横浜市立大学)


外傷は穿孔性眼外傷、非穿孔性眼外傷に分かれます。COVID時代になり穿孔性眼外傷は減少しています。一方、鈍的外傷は多く見られその的確な対応が必要です。ここでは、鈍的外傷のPVR 症例を提示します。また、術後感染症に対する対策も症例を提示して紹介する予定です。


15:10~16:10 ⑦パネルディスカッションⅡ:「合併症」【領域講習0.5単位】
モデレーター:日下 俊次(近畿大学)


硝子体手術関連機器の進歩により、以前は高率にみられた合併症の頻度はかなり低下していると思われます。しかし、合併症は油断した頃に遭遇してしまうものです。初めて見る(あるいは経験する)合併症だと、何が起こっているのか、どうしてこのようなことが起こっているのかとパニックになってしまい、適切な対処ができないかも知れません。エキスパート達が経験した合併症とその対処法を共有することができれば、“怖いものなし”となるはずです。

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中外製薬Web講演会(6/23):2023/06/23

上記開催された。拝聴した。
開催日時:2023年6月23日(金)19:00-20:00
登壇:座 長:大津赤十字病院眼科 部長 大音 壮太郎 先生
演者①:高知大学医学部眼科学講座 教授 山城 健児 先生
演者②:関西医科大学眼科学教室 准教授 永井 由巳 先生

要約:
バビースモ、ベオビュは、添付文書に3日前から抗菌剤の点眼をするようには書いていない。
術前の抗菌剤の点眼はむしろ感染症を引き起こす可能性があるというエビデンスあり
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「抗VEGF薬の作用メカニズムとVEGF阻害の重要性」 :2023/06/23

参天提供の上記開催され拝聴した。
日時:2023年6月23日(金)18時30分~19時10分
講演:「抗VEGF薬の作用メカニズムとVEGF阻害の重要性」
演者:大島 裕司 先生(福岡歯科大学)
印象:
抗VEGF剤の歴史から作用まで復習できた。
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塩谷郡市医師会学術講演会:2023/06/20

上記、19時より開催された。
筑波大学付属病院 臨床教授 総合診療科
玉野雅裕先生
演題は
日常診療でよくみる病態と漢方治療〜浮腫・高血圧・心臓神経症諸症状の改善を目指して
拝聴した。
心不全に第一選択として五苓散+ラシックス
心臓神経症に、四逆散
ほか。
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隅角の見方:2023/06/19

本日13:30より谷戸正樹教授による上記講演を拝聴した。
隅角の見方についてわかりやすい講義。
虹彩と角膜の角度・・Shafferの分類が良く使われる。近視があるとCBが広い。従って近視眼でCBが見えなければ緑内障を疑う。Lens vault : SSに引いた線より前の水晶体厚が1ミリ以上は白内障手術の適応がある。前眼部OCTで、ITC(irido-trabecular contact)を診る。
わかりやすい隅角の見方の内容で復習できた。とにかく隅角を面倒がらず診ることが必要。ニデックのGS-1、購入を検討したい。
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自治医大で講義:2023/06/19

本日自治医大で眼科の講義。最近は成績の良い学生は講義を聴くことは免除される。
自治医大の医師国家試験の合格率を少しでも高められるようにレジメを作成したが役に立つかどうか。

新月前後の週末は戦場ヶ原は天文ファンで非常に混み合う。
夕方は近くの友人と15センチビノと、WXを持って戦場ヶ原に出かけた。戦場ヶ原はお祭り騒ぎの如く人、人、人。しかしながら南は東京・宇都宮・などの光害で天の川は良く見えない。年々空が明るくなっている様子。そうはいっても標高が高いだけあって、網状星雲や北アメリカ星雲は光害フィルターなしで余裕で見えるところが凄い。
戦場ヶ原20230617.jpg
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第5回眼科 Surgery Update Seminar in Osaka:2023/06/17

上記開催された。アルコン社提供。
難症例に挑む
16時から17時30分まで拝聴した。
座長
西田幸二教授
後藤聡先生:層状黄斑円孔の治療
崎元晋先生:ルクソール顕微鏡の宣伝。
生野恭司先生:強度近視眼の硝子体手術。Inverted ILM flap method. Michalewska et al. Ophthalmol.が初めての報告。強度近視眼の黄斑円孔は、内境界膜翻転法が必須。
ビッセン宮島弘子先生:最新の多焦点眼内レンズ:今日のメイン。日本では5−7%、海外では10%以上が多焦点。3焦点が半数以上。世界で最も使われている多焦点眼内レンズはアルコンの3焦点眼内レンズのパンオプティックスである。問題のある症例は、0.5%と少ない。クラレオン素材は、SSNGが少ない。エッジは異常光視症を改善する。トーリックレンズは、7−15%。角膜乱視1.75D以上で使用する。T2モデル・・私は否定的。角膜曲率の測定は器械に依って値が異なるが自分でどの値を信用するかは決める。眼疾患がある症例、LASIK後症例には、vivityをお勧め。

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第 28 回 iseminar x 教育webinar:2023/06/15

上記、 07:00 PMより08:50まで開催された。拝聴した。
以下プログラム
1. 「眼血流」を網膜診療・手術に役立てる!(橋本 りゅう也先生 東邦大学)
2.遺伝子カウンセリング(前田 亜希子先生 神戸アイセンター)
要約:
糖尿病網膜症の硝子体手術の時の眼圧の変動は、眼内血流の変動に直結する。硝子体手術時の圧迫はカッターで吸引しながら圧迫すること。IRDの原因遺伝子は300以上ある。網膜色素変性の原因遺伝子は70以上。AD,AR,XLの3つが遺伝形式。RPE65の遺伝子治療は始まっている。
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senju retina web seminar:2023年6月14日

上記開催された。19時より拝聴した。
ラニビズマブBS硝子体内注射用キット 10mg/mL「センジュ[レジスタードトレードマーク]」への期待
塩瀬聡美先生
石川桂二〓先生
九大は何と、ルセンティスをすべてラニビズマブBSに変えた!その後どうなったかをご講演いただいた。
大変参考になった。お二人の先生方にそれぞれAMD,DMEについて。

要約:
眼科市場規模は4000億円、うち、1160億円が抗VEGF剤。
ラニビズマブBSは、オリジナルと比較して3万円安い。
BSを使ってみる症例として、
1,網膜色素上皮の上の病変(近視、type2、RAP)
2,フルイドが長引くtype1(視力が落ちない程度)
3,脳梗塞などの全身リスクのある方。(BSの方がリスクが低い可能性がある。ただしエビデンスはない。)
4,RPEテアリスクがある症例の初期治療。
5,長期にラニビズマブ先行品を使用していた方
など。
脳梗塞発症の方は理想的には6ヶ月開けるが、実際は1?2ヶ月後に早めに投与することも可能。
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