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DME Web Seminar2023/10/26

上記19時より20時15分まで開催され、拝聴した。

座長
中尾 新太郎 先生 順天堂大学大学院医学研究科眼科学主任教授
レクチャー
「私がDMEでベオビュを使う理由」
村田 敏規先生 信州大学医学部眼科学教室教授

症例提示
吉川 祐司 先生 埼玉医科大学眼科専任講師
田中 公二 先生 日本大学医学部視覚科学系眼科学分野准教授

Discussion
「ベオビュ投与を検討する患者像」

印象:
村田教授は、中心窩に近いMaにはレーザーでなくベオビュを使用する。
硝子体手術後のDMEにIVBr + STTAでSRFが退いた症例あり。
ベオビュを使って「今よりも視力が落ちたら連絡して欲しい。」趣旨、患者さんに説明する。
女性、ぶどう膜炎の既往はベオビュによるIOIに注意。(自治医大伊野田先生論文)
KESTREL, KITEの両者でアフリベルセプトに対して非劣勢を示した。
プロトコールは導入期は6週間間隔で連続5回投与。維持期は12週間間隔、症状により8週間間隔。
スクリーンショット 2023-10-26 20.14 のコピー.jpg

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県北構想区域・有床診療所会議・合同会議

上記、19時より20時30分にかけて開催された。出席した。
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第12回 栃眼医獨協眼科病診連携の会:2023/10/20

上記拝聴した。
プログラム
開会の辞:吉澤 徹 先生 栃木県眼科医会 会長 
座長:妹尾 正 先生 獨協医科大学 眼科学教室 教授 
【特別講演 I】(19:30 - 20:30)現地講演
『ぶどう膜炎診療?現在の立ち位置』
 演者:川島 秀俊 先生 自治医科大学 眼科学講座 教授
【特別講演 II】(20:30 - 21:30)現地講演
『ぶどう膜炎診療?最新の話題とこれから』
 演者:蕪城 俊克 先生 自治医科大学附属さいたま医療センター眼科 教授

印象:強膜炎と辺縁系脳炎を発症した再発性多発軟骨炎の1例は要注意。希だが注意。
アダリムマブ(ヒュミラ[レジスタードトレードマーク])
非感染性ぶどう膜炎に対し再燃までの期間延長、活動性のない症例が増加、黄斑浮腫が減少、視力が改善
ステロイド内服量の減量が可能
2016年9月承認

COVID-19ワクチン後のぶどう膜炎
近年COVID-19 ワクチン後のぶどう膜炎の報告増加。
ぶどう膜炎以外にも、角膜移植後拒絶反応、CRVO、CSC,顔面神経麻痺、Basedow病などの報告例あり。
Ng XL, et al.Ocul Immunol Inflamm. 2021;29:1216-1224
COVID-19ワクチン後のぶどう膜炎のメタ解析
2022年7月までの文献から1526 例を抽出。
女性(68.93%)、41-50歳(19.71%),初回ワクチン後
(49.35%)、Pfizer社 (77.90%)。急性発症(71.77%)、
片眼性(77.69%)、前部ぶどう膜炎(54.13%)、ぶどう膜炎初回発症(69.92%)。VKH病様の症状。
Cherif YYS, et al. Vaccines (Basel). 2022;11:69

インフルエンザワクチンの合併症
インフルエンザワクチン後の神経免疫疾患の報告が多数あり
Guillain-Barre症候群、多発性硬化症、重傷筋無力症、急性散在
性脳脊髄炎(ADEM)、視神経炎など
Garg RK, et al. Neurol Sci 2022:43(1):3-40
インフルエンザワクチンでGuillain-Barre症候群の発症リスクが
約2倍
Vellozzi C, et al. Clin Infect Dis. 2014;58(8):1149-55
インフルエンザ感染自体もGuillain-Barre症候群の発症リスク
(OddsIt7'#)
ワクチンのrisk/beneftの評価は注意を要する
Stowe J, et al. Am J Epidemiol. 2009;169(3):382-8
Stowe J, et al. Am J Epidemiol. 2009:169(3):382-8

IL-6とぷどう膜炎黄斑浮腫(UME)
1-6はB細胞を形質細胞に分化させるサイトカインで、他にも様々な薬理作用を持ち、炎症・自己免疫疾患の病態において中心的役割を担う。
橋詰美里ら、日薬理誌144:172-177,2014
ぶどう膜炎の眼内液中で上昇 vegas-Revenga.N.tal.Am J. Ophthamno.2019.200.85-94.
眼血液柵の破綻仁関与
Mesquida M. et al. Transl Vis Sci Technol. 2019;8(5):32.
UMEの形成に関与
Normal retina
Yang JY, et al. Int J Mol Sci. 2023;24(5):4676.

10年後のぶどう膜炎診療の予想(診断)
網羅的PCR検査は保険適応となり、どこの診療施設でも可能になる。(可能性100%)
病原体DNAのメタゲノム解析による病原体の同定の臨床応用が拡大しているだろう。(可能性80%)
眼底写真、FA、OCT像からぶどう膜炎の原因病名を推測するAI診断が開発されるだろう。(可能性90%)
ぶどう膜炎の様々な疾患の眼内液中のRNA、タンパク、代謝産物などのマルチオミクス解析により、それぞれの疾患の病態の違いの究明が進む。(可能性90%)



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iseminar x教育webinar:2023/10/19

上記19時より開催された。拝聴した。
プログラム
1. 黄斑画像診療アップデート(坪井 孝太郎先生 愛知医科大学)
2. Vogt-小柳-原田病(永田 健児先生 京都府立医科大学)

印象:
原田病において毛様体剥離は8割から9割にみられる。
アダリムマブ(注)を使用することもある。
原田病(VKH)の半数は自然治癒する。が半数は遷延、再発を繰り返すので、治療する。早期の視力回復、皮膚症状(白斑・白髪・脱毛)の予防。
原田病とCSCの脈絡膜の肥厚の違いは原田病は瀰漫性に肥厚。FAGで原田病はダークスポット。Uveal effusionは、小眼球に伴う漿液性網膜剥離。APMPPEは20から30台。繁盛灰白色病巣を生じる。自然軽快。波打たない漿液性網膜剥離。鑑別はFAG.低蛍光から過蛍光。


(注)アダリムマブの適応症
製剤により適応症が異なっている。また疾患ごとに投与量、投与間隔も異なる。
ヒュミラ皮下注20mgシリンジ0.2mL、ヒュミラ皮下注40mgシリンジ0.4mL、ヒュミラ皮下注40mgペン0.4mL
既存治療で効果不十分な下記疾患
多関節に活動性を有する若年性特発性関節炎
ヒュミラ皮下注40mgシリンジ0.4mL、ヒュミラ皮下注80mgシリンジ0.8mL、ヒュミラ皮下注40mgペン0.4mL、ヒュミラ皮下注80mgペン0.8mL
関節リウマチ(関節の構造的損傷の防止を含む)
化膿性汗腺炎
壊疽性膿皮症
既存治療で効果不十分な下記疾患
尋常性乾癬、関節症性乾癬、膿疱性乾癬
強直性脊椎炎
腸管型ベーチェット病
非感染性の中間部、後部又は汎ぶどう膜炎
中等症又は重症の活動期にあるクローン病の寛解導入及び維持療法
中等症又は重症の潰瘍性大腸炎の治療
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中外eセミナー on Ophthalmology:2023/10/17

上記開催された。
座長
琉球大学大学院医学研究科医学專攻眼科学講座
教授古泉英貴先生
「治療ナイープ症例にバビースモを使ってみませんか?』
演者①
九州大学大学院医学研究院眼科学分野
助教塩瀬聡美先生
『田舎の味方・開業医の味方・何より患者の味方バビースモ』
演者②
医療法人泰睛会ひきち眼科
理事長・院長引地泰一先生

印象:
Fc受容体がないものは体循環に流れない。ファリシマブはFc受容体に加工を施して体循環に流れないような工夫がされている。
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第119回仮想助手プログラム:2023/10/15

上記拝聴した。

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第3回Jichi Medical University Ophthalmic Seminar:2023/10/13

上記、19:15~20:25拝聴した。
19:15~ 製品説明 千寿製薬
19:25~ 症例提示 座長:蕪城 俊克 先生
  症例提示1)多彩な眼底所見を認めた急性骨髄性白血病の眼内浸潤の一例  演者:浅野 友香 先生
  症例提示2)強膜炎と辺縁系脳炎を発症した再発生多発軟骨炎の一例  演者:案浦 加奈子 先生

19:55~ 特別講演 座長:川島 秀俊 先生
  角膜移植のエッセンス  演者:榛村 真智子 先生

印象:
榛村先生の角膜移植のご講演はとてもわかりやすく、復習になった。

AMLでもSRDは起きる。その症例は予後不良の傾向がある。
再発性多発軟骨炎の臨床症状(眼、神経)
・眼病変(50-65%):強膜炎、上強膜炎、結膜炎、ぶどう膜炎、視神経乳頭炎
強膜炎の原因としては、関節リウマチ、ANCA関連血管炎についで多く、強膜炎患者の約2-4%を占める。
・中枢神経症状:脳炎、髄膜炎、脳梗塞、脳出血を合併することがあるが、稀であり、本邦では全経過の中で1割にも満たない。男性に有意に多く、死亡率は18%と高い。
・原因不明の強膜炎においては、再発性多発軟骨炎も念頭に身体診察や問診を行うべきと考えられる。
・再発性多発軟骨炎においては非常にまれではあるが、中枢神経症状を合併することがあるため、経過中に精神症状の変化があれば、速やかに神経内科との連携を図ることが必要。
ネピック[レジスタードトレードマーク]、オキュラル[レジスタードトレードマーク]、ザケラシー[レジスタードトレードマーク]
ネピック[レジスタードトレードマーク]:患者自身より採取した角膜輪部組織から分離した角膜上皮細胞をシート状に培養して製造されたヒト体性幹細胞加工製品。同様に、自家培養口腔粘膜上皮のオキュラル[レジスタードトレードマーク]、その他、さらに羊膜を基質としたサクラシー[レジスタードトレードマーク]もある
フックスジストロフィーが増えている。(4%が罹患している)
角膜移植後の拒絶反応は、ステロイド点眼が大事。拒絶反応は、移植片に限局した浮腫と浮腫に一致したKPある。ステロイドの点眼と内服を行う。移植後は何年しても打撲に弱い。
フルメトロンは術後6ヶ月ぐらいで切り替える。適応外になるが、タリムスも使用することはある。リンデロン0.01%は前房中に到達するが、0.1%フルメトロンは到達しない。
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第77回日本臨床眼科学会:2023/10/06より

上記出席してきた。
落合陽一さんの特別講義、話が飛んで面白いというか、興味深かった。全盲の方の支援、乙武さんの義足作成ほか色々な動画を見せて頂いた。
SVS(スポットビジョン)を使ってスクリーニングすることが今は80%。視力検査ととの併用が必要。
出席したが、世代交代を感じた。老兵は消えゆくのみ。
レーザー付きプローブは20ゲージの下は23ゲージしかないが、眼内視鏡研究会員としては興味をそそられる。なお画素数は3K。ECPは20ゲージ。DMRの硝子体手術で周辺部の光凝固で圧迫無しの眼内レーザーとして使ってみたい。35万/本でディスポ。なお、涙道内視鏡は20回再利用可能のノンディスポ。

いつも眼科の学会に来て思うのだが、眼科医は本当に勉強熱心な医師の集まりだ。他科の医師はどうだか知らないが眼科は特別だと思う。眼科というかは特種で、趣味の延長が仕事になっていることが多いように思う。好きこそものの上手なれ・・なんでしょうね、きっと。かくいう私もその一人。
さて、これは7時30分からのモーニングセミナー。会場が開くのを7時から行列を作って待っている眼科医たち。座って講演を聴けるかなぁ。私のようなじじいは見あたらない。世代交代だ。

第77回日本臨床眼科学会.jpgleaflet_shimin のコピー.jpg
明日の大喜利、大入りなるかなぁ。
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