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第3回Jichi Medical University Ophthalmic Seminar:2023/10/13

上記、19:15~20:25拝聴した。
19:15~ 製品説明 千寿製薬
19:25~ 症例提示 座長:蕪城 俊克 先生
  症例提示1)多彩な眼底所見を認めた急性骨髄性白血病の眼内浸潤の一例  演者:浅野 友香 先生
  症例提示2)強膜炎と辺縁系脳炎を発症した再発生多発軟骨炎の一例  演者:案浦 加奈子 先生

19:55~ 特別講演 座長:川島 秀俊 先生
  角膜移植のエッセンス  演者:榛村 真智子 先生

印象:
榛村先生の角膜移植のご講演はとてもわかりやすく、復習になった。

AMLでもSRDは起きる。その症例は予後不良の傾向がある。
再発性多発軟骨炎の臨床症状(眼、神経)
・眼病変(50-65%):強膜炎、上強膜炎、結膜炎、ぶどう膜炎、視神経乳頭炎
強膜炎の原因としては、関節リウマチ、ANCA関連血管炎についで多く、強膜炎患者の約2-4%を占める。
・中枢神経症状:脳炎、髄膜炎、脳梗塞、脳出血を合併することがあるが、稀であり、本邦では全経過の中で1割にも満たない。男性に有意に多く、死亡率は18%と高い。
・原因不明の強膜炎においては、再発性多発軟骨炎も念頭に身体診察や問診を行うべきと考えられる。
・再発性多発軟骨炎においては非常にまれではあるが、中枢神経症状を合併することがあるため、経過中に精神症状の変化があれば、速やかに神経内科との連携を図ることが必要。
ネピック[レジスタードトレードマーク]、オキュラル[レジスタードトレードマーク]、ザケラシー[レジスタードトレードマーク]
ネピック[レジスタードトレードマーク]:患者自身より採取した角膜輪部組織から分離した角膜上皮細胞をシート状に培養して製造されたヒト体性幹細胞加工製品。同様に、自家培養口腔粘膜上皮のオキュラル[レジスタードトレードマーク]、その他、さらに羊膜を基質としたサクラシー[レジスタードトレードマーク]もある
フックスジストロフィーが増えている。(4%が罹患している)
角膜移植後の拒絶反応は、ステロイド点眼が大事。拒絶反応は、移植片に限局した浮腫と浮腫に一致したKPある。ステロイドの点眼と内服を行う。移植後は何年しても打撲に弱い。
フルメトロンは術後6ヶ月ぐらいで切り替える。適応外になるが、タリムスも使用することはある。リンデロン0.01%は前房中に到達するが、0.1%フルメトロンは到達しない。
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