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アイセミナー:2024/02/15

以下、19時より開催された。
1. 数値で説明できるように 〜緑内障患者のアドヒアランスを維持する為に(沼 尚吾先生 京都大学)
2. 眼窩底骨折(奥 拓明先生 京都府立医科大学)

印象:
1st choiceとして最も用いられている
FP受容体作動薬(ラタノプロスト等)やEP2受容体作動薬エイベリス
国内臨床試験や使用成績調査から、何らかの眼障害発現率は17~39%長期間使用していて生じうる副作用ももちろん大事だが、アドヒアランス、ドロップアウト予防の観点からは点眼開始後短期で見られる副作用へのケアが大事
・多くの点眼で生じうる刺激感、結膜充血
・炭酸脱水素阻害剤の苦味(味覚異常)
・a2刺激薬の眠気、めまい、徐脈、低血圧
新しい点眼薬を処方した際は先回りして起こりうる副作用を説明しておく

・緑内障の未治療率は78%
・点眼開始1年でドロップアウト率4 0%20%は最初の数か月
・緑内障患者の少なくとも1/4は無自覚
・ベースライン眼圧をしっかり測定する
・ 1st choiceとなる点眼薬でも、何らかの眼障害発現率は17~39%
・開封後は室温保存でよい

・筋絞扼型骨折は早期の整復が必要
・術後HAR85%を超える症例は84.8%であった。
・受傷後1ヶ月以内:脂肪絞扼型、術前HARが高いほど有意に術後眼球運動障害の改善を認めた。
・陳旧型、再手術症例は改善率が下がるが、手術の効果は見込める
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