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ノバルティスwebセミナー緑内障:2021/06/10

本日上記開催された。以下プログラムより
Chair person 吉川眼科クリニック 院長
吉川 啓司 先生
演題 続ける
"大切な瞬間を守るために"
演者 グレース眼科クリニック 院長
内藤 知子 先生
概要 緑内障は慢性進行性の疾患であり、一般的に後期に至るまで自覚症状に乏しいことから治療を途中で中断する患者は少なくない。しかしながら、緑内障による視神経障害は不可逆性であるため、治療の中断によって失われた視機能は永久に戻ることはなく、患者はもとより、社会的な側面からもその代償は計り知れない。つまり、多くの優れた抗緑内障薬が使用可能となり、昔日よりも緑内障の治療環境がはるかに整った現代において、ドロップアウトの予防策は緑内障診療において新しく、かつ重要なテーマとなりつつある。
また、点眼治療そのものがアドヒアランスの大きな障壁になっていることが明らかになり、特に高齢者では点眼操作が覚束ない患者が多く、そのことで期待される眼圧下降効果が得られない症例が少なからず存在する。特に、高齢の緑内障患者は近年増加の一途であり喫緊の課題ではあるが、点眼指導により一定の改善効果が得られる可能性も示されている。
そこで今回の講演では、日々の緑内障診療において見落としがちなドロップアウト要因を洗い出し、その具体策について、演者が日々実践しているコーチングの手法と共に整理してみたい。
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