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第63回栃木県眼科医会研究会:2021/06/17

本日上記開催された。19:00〜21時15分(実際は少し早めに終了)
日本点眼薬研究所との共催。Web+ハイブリット開催。
会場:宇都宮グランドホテル1F「平安の間」
演者1:「眼形成からみた外来手術のコツについて」
柿崎裕彦先生(愛知医科大学 眼形成・眼窩・涙道外科教授)
演者2:「IFIS(術中虹彩緊張低下症候群とその対策
安間哲史先生(医療法人安間眼科 院長)

印象:
IFISは2005年、Chang DF & Campbell JRがIFISとして報告。
1993年、ハルナール(タムスロシン)
1999年、フリバス(ナフトピジル)
2006年、ユリーフ(シロドシン)発売。
IFISは、散大筋のみ影響を受ける。発症しやすい薬は、フリバス(ナフトピジル)、タムスロシン(ハルナール)、シドロシン(ユリーフ)の順に発症しにくい。タムスロシンは服用3年目までは発症頻度が上昇する。シドロシンでは1年未満でも高頻度にIFISが発症する。
バセドウ病など、甲状腺疾患は女性の10%。しかし甲状腺眼症専門の眼科医は日本で数人しかいない。真皮縫合は、縫おうとしている創縁に緊張がある場合に行うので、眼瞼部ではほとんどの場合不要。消毒は創の上皮化を阻害する為眼瞼では不要。汚れていたら軽く拭く程度で良い。手術翌日からシャワー可能。抜糸は術後3日から7日。早めの抜糸は創部の血流を改善する。
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