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ノバルティスファーマweb講演会:2020/10/07:ZIPANGU(BRVO)

時間 19:00~19:50
演題 BRVOでより確実に(1.0)をめざすジパング試験
演者所属 信州大学 眼科学教室 教授
演者 村田 敏規 先生
 ZIPANGU仮説
3ヶ月待たずに抗VEGF薬治療を開始すればほぼ出血前の視力を回復できる。
視細胞は脈絡膜血管から栄養をもらう。浮腫が出血していない錐体を傷害する。
3ヶ月は様子を見るというのは間違い。1+PRNとする。毛細血管瘤凝固を併用する。元の木阿弥再発。猿の正常眼にVEGFを打ち続けると毛細血管瘤が形成される。Capillary nonperfusion areaをレーザーしても抗VEGF剤を減らすことができなかった。ルセンティス単独治療がベストでありよい。アーケード外のレーザーは新生血管形成と硝子体出血予防に必要。OCTAで中途半端に血管が残っているところをレーザーする。
結局、
1年目は、1+PRNで平均4回打つ。レーザーは使わない。2年目に浮腫が退かない場合はレーザーを併用する。
BRVOのZIPANGU参加者は約40人だが全員に高血圧があった。浮腫が発生して出来れば1週間以内に注射する。
CRVOには有効ではない。血管閉塞していない領域が3/4残っていないと難しい。網膜は中枢神経系なのでリンパ系がない。網膜下出血があると予後悪い。中心窩と、視神経乳頭間に出血がない症例は治りやすい。

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