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iStent Advanced Course Seminar ~日頃の疑問、共有しませんか~ Vol.2:2023/11/17

上記開催され、拝聴した。ライブ配信。
■演者
ファシリテーター 石井 清 先生
さいたま赤十字病院

パネリスト 芝 大介 先生
慶応大学

パネリスト 朝岡 亮 先生
聖隷浜松病院

印象:
分割君で浅いiStentを押し込む方法がある。
iStentを入れたあとで眼圧上昇スパイクがおきたら、まずステロイドを中止する。ステロイドは1週間で止めて良し。
iStentを入れたあとは緑内障の手術後にすべて休止する。
iStentに虹彩が嵌頓したら、アルゴンレーザーでプラスティーする。ヤグは1.7mJx3の条件でヤグ。
iStentが効きにくかったら次の一手はレクトミーを考慮する。
別切開創を開けるときには1ミリ以上の大きめの幅の切開創を作り、そこからiStentを入れる。
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i-seminar:続発緑内障、ROP:2023/11/16

上記拝聴した。
続発緑内障は、京都府立医大の三重野洋喜先生
未熟児網膜症については、東邦大学の松本直先生
印象:
・特に炎症がコントロールできていれば、プロスタノイド受容体関連薬の使用は問題ないと考えられる。ただし、単純へルペスによるぶどう膜炎においては、単純へルペスの再活性化が報告されており、プロスタノイド受容体関連薬の使用は避けた方がよい。
・ピロカルピンは、血液房水柵を壊し、炎症を悪化させる。また虹彩後癒着を促進することから、使用は避けた方がよい。
・ぶどう膜炎にウイルスの関与がわかっている場合は、抗ウイルス薬を併用する。片眼性の高眼圧、豚脂様角膜後面沈着物のある虹彩炎では、単純へルペスウイルス、水痘帯状疱疹ウイルスおよびサイトメガロウイルス感染によるぶどう膜炎を考慮する。

前房洗浄を行った方がよいケース(Walton W, et al. Surv Ophthalmol. 2002)
・眼圧が2日間60mmHfg、もしくは5日間50mmHg、あるいは7日間35mmHgを超える場合(視神経萎縮を防ぐため)
・眼圧が5日間25mmHgを超え、前房出血もみられる場合(角膜染血症を防ぐため)
・微小な角膜染血を認めた場合
・受傷から8日間経っても前房出血が前房内の50%以上を占める場合(虹彩前癒着を防ぐため)

ROPについては睡魔のため聞き逃してしまった。あとで。

今日のお昼に出現したループプロミネンス。この炎、地球の何倍あるんだろう。磁力線に沿って立ちのぼり落ちてくるプラズマの流れ。
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塩谷郡市医師会市民公開講座:2023/11/12

本日13時より上記開催された。
演歌も楽しく、ご講演もわかりやすくて大盛況だった。
当院の患者さんも大勢の方がお見えになっておられ、ご挨拶した。

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元自治医大循環器内科准教授、北條行弘先生が座長。
大学時代の優秀だった文武両道の同級生、部活(陸上部)も同じ自慢の同窓生です。
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我が高根沢医師団団長であり、塩谷郡医師会会長の阿久津博美先生のご挨拶。
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第 8 2 回 栃木県眼科集談会:2023/11/10

19時より上記開催された。
出席した。久々のリアル開催、体調が悪い中、非常に疲れた。できたらズームでやって欲しいと感じた。睡魔が来て最後まで聴けないで退席した。無理はできないなぁ。
座長:永田万由美 先生( 獨協 医科大学 眼科学 教室 准教授1)
「滲出型加齢黄斑変性治療におけるブロルシズマブからファリシマブ切替後の 1 年報告」
〇高橋宏典・伊野田悟・髙橋秀徳・佐藤彩・髙橋良太・橋本悠人・吉田花・三澤真奈美・柳靖雄・川島秀俊(自治医科大学眼科学講座)2)「後嚢にプラーク形成を認めた先天白内障症例の 1 例」
○輿石侑花・永田万由美・松島博之・妹尾正
(獨協医科大学 眼科学教室)
3)「 Faricimab 硝子体注射後に内眼炎を合併した 1 例 」
○山本大介・伊野田悟・髙橋秀徳・髙橋良太・橋本悠人・吉田花・高橋宏典・三澤真奈美・川島秀俊
(自治医科大学 眼科学講座)
4)「 下直筋鼻鼻側移動術が奏功した滑車神経麻痺の 1 例 」
○ 山崎駿・武村千紘・永田万由美・妹尾(獨協医科大学 眼科学教室)

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涙道疾患について

当院の高橋鉄平先生が、DOKKYO MEDICAL SCOPEにて紹介された。

涙道に関してお悩みの方は是非ご相談ください。

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関東北甲信越 eセミナー :2023/11/01

上記、19時より開催された。拝聴した。
座長
日本眼科医会 副会長 小沢眼科内科病院 理事長 小沢 忠彦 先生
演者
講演Ⅰ 山形大学医学部 眼科学教室 教授 杦本 昌彦 先生
講演Ⅱ 信州大学医学部 眼科学教室 教授 村田 敏規 先生

印象:
DMEには毛細血管瘤をレーザーで焼く!
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DME Web Seminar2023/10/26

上記19時より20時15分まで開催され、拝聴した。

座長
中尾 新太郎 先生 順天堂大学大学院医学研究科眼科学主任教授
レクチャー
「私がDMEでベオビュを使う理由」
村田 敏規先生 信州大学医学部眼科学教室教授

症例提示
吉川 祐司 先生 埼玉医科大学眼科専任講師
田中 公二 先生 日本大学医学部視覚科学系眼科学分野准教授

Discussion
「ベオビュ投与を検討する患者像」

印象:
村田教授は、中心窩に近いMaにはレーザーでなくベオビュを使用する。
硝子体手術後のDMEにIVBr + STTAでSRFが退いた症例あり。
ベオビュを使って「今よりも視力が落ちたら連絡して欲しい。」趣旨、患者さんに説明する。
女性、ぶどう膜炎の既往はベオビュによるIOIに注意。(自治医大伊野田先生論文)
KESTREL, KITEの両者でアフリベルセプトに対して非劣勢を示した。
プロトコールは導入期は6週間間隔で連続5回投与。維持期は12週間間隔、症状により8週間間隔。
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県北構想区域・有床診療所会議・合同会議

上記、19時より20時30分にかけて開催された。出席した。
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第12回 栃眼医獨協眼科病診連携の会:2023/10/20

上記拝聴した。
プログラム
開会の辞:吉澤 徹 先生 栃木県眼科医会 会長 
座長:妹尾 正 先生 獨協医科大学 眼科学教室 教授 
【特別講演 I】(19:30 - 20:30)現地講演
『ぶどう膜炎診療?現在の立ち位置』
 演者:川島 秀俊 先生 自治医科大学 眼科学講座 教授
【特別講演 II】(20:30 - 21:30)現地講演
『ぶどう膜炎診療?最新の話題とこれから』
 演者:蕪城 俊克 先生 自治医科大学附属さいたま医療センター眼科 教授

印象:強膜炎と辺縁系脳炎を発症した再発性多発軟骨炎の1例は要注意。希だが注意。
アダリムマブ(ヒュミラ[レジスタードトレードマーク])
非感染性ぶどう膜炎に対し再燃までの期間延長、活動性のない症例が増加、黄斑浮腫が減少、視力が改善
ステロイド内服量の減量が可能
2016年9月承認

COVID-19ワクチン後のぶどう膜炎
近年COVID-19 ワクチン後のぶどう膜炎の報告増加。
ぶどう膜炎以外にも、角膜移植後拒絶反応、CRVO、CSC,顔面神経麻痺、Basedow病などの報告例あり。
Ng XL, et al.Ocul Immunol Inflamm. 2021;29:1216-1224
COVID-19ワクチン後のぶどう膜炎のメタ解析
2022年7月までの文献から1526 例を抽出。
女性(68.93%)、41-50歳(19.71%),初回ワクチン後
(49.35%)、Pfizer社 (77.90%)。急性発症(71.77%)、
片眼性(77.69%)、前部ぶどう膜炎(54.13%)、ぶどう膜炎初回発症(69.92%)。VKH病様の症状。
Cherif YYS, et al. Vaccines (Basel). 2022;11:69

インフルエンザワクチンの合併症
インフルエンザワクチン後の神経免疫疾患の報告が多数あり
Guillain-Barre症候群、多発性硬化症、重傷筋無力症、急性散在
性脳脊髄炎(ADEM)、視神経炎など
Garg RK, et al. Neurol Sci 2022:43(1):3-40
インフルエンザワクチンでGuillain-Barre症候群の発症リスクが
約2倍
Vellozzi C, et al. Clin Infect Dis. 2014;58(8):1149-55
インフルエンザ感染自体もGuillain-Barre症候群の発症リスク
(OddsIt7'#)
ワクチンのrisk/beneftの評価は注意を要する
Stowe J, et al. Am J Epidemiol. 2009;169(3):382-8
Stowe J, et al. Am J Epidemiol. 2009:169(3):382-8

IL-6とぷどう膜炎黄斑浮腫(UME)
1-6はB細胞を形質細胞に分化させるサイトカインで、他にも様々な薬理作用を持ち、炎症・自己免疫疾患の病態において中心的役割を担う。
橋詰美里ら、日薬理誌144:172-177,2014
ぶどう膜炎の眼内液中で上昇 vegas-Revenga.N.tal.Am J. Ophthamno.2019.200.85-94.
眼血液柵の破綻仁関与
Mesquida M. et al. Transl Vis Sci Technol. 2019;8(5):32.
UMEの形成に関与
Normal retina
Yang JY, et al. Int J Mol Sci. 2023;24(5):4676.

10年後のぶどう膜炎診療の予想(診断)
網羅的PCR検査は保険適応となり、どこの診療施設でも可能になる。(可能性100%)
病原体DNAのメタゲノム解析による病原体の同定の臨床応用が拡大しているだろう。(可能性80%)
眼底写真、FA、OCT像からぶどう膜炎の原因病名を推測するAI診断が開発されるだろう。(可能性90%)
ぶどう膜炎の様々な疾患の眼内液中のRNA、タンパク、代謝産物などのマルチオミクス解析により、それぞれの疾患の病態の違いの究明が進む。(可能性90%)



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iseminar x教育webinar:2023/10/19

上記19時より開催された。拝聴した。
プログラム
1. 黄斑画像診療アップデート(坪井 孝太郎先生 愛知医科大学)
2. Vogt-小柳-原田病(永田 健児先生 京都府立医科大学)

印象:
原田病において毛様体剥離は8割から9割にみられる。
アダリムマブ(注)を使用することもある。
原田病(VKH)の半数は自然治癒する。が半数は遷延、再発を繰り返すので、治療する。早期の視力回復、皮膚症状(白斑・白髪・脱毛)の予防。
原田病とCSCの脈絡膜の肥厚の違いは原田病は瀰漫性に肥厚。FAGで原田病はダークスポット。Uveal effusionは、小眼球に伴う漿液性網膜剥離。APMPPEは20から30台。繁盛灰白色病巣を生じる。自然軽快。波打たない漿液性網膜剥離。鑑別はFAG.低蛍光から過蛍光。


(注)アダリムマブの適応症
製剤により適応症が異なっている。また疾患ごとに投与量、投与間隔も異なる。
ヒュミラ皮下注20mgシリンジ0.2mL、ヒュミラ皮下注40mgシリンジ0.4mL、ヒュミラ皮下注40mgペン0.4mL
既存治療で効果不十分な下記疾患
多関節に活動性を有する若年性特発性関節炎
ヒュミラ皮下注40mgシリンジ0.4mL、ヒュミラ皮下注80mgシリンジ0.8mL、ヒュミラ皮下注40mgペン0.4mL、ヒュミラ皮下注80mgペン0.8mL
関節リウマチ(関節の構造的損傷の防止を含む)
化膿性汗腺炎
壊疽性膿皮症
既存治療で効果不十分な下記疾患
尋常性乾癬、関節症性乾癬、膿疱性乾癬
強直性脊椎炎
腸管型ベーチェット病
非感染性の中間部、後部又は汎ぶどう膜炎
中等症又は重症の活動期にあるクローン病の寛解導入及び維持療法
中等症又は重症の潰瘍性大腸炎の治療
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