SSブログ

参天web講演会:緑内障治療のNew Normalを考える:2020/11/01

上記開催された。
日時:11月1日(日)10:00~11:10
テーマ:「Web講演会 緑内障治療のNew Normalを考える」
座長:相原 一先生(東京大学眼科)
ご講演➀:庄司 拓平先生(埼玉医科大学眼科)
ご講演②:本庄 恵先生(東京大学眼科)
テンポラルの下方が脆弱。OCTを見る上でNSTINの方がわかりやすい。
その他、印象に残ったこと。
オミデネパグ(EP2受容体作用)は、ひさびさに第一選択になり得る点眼薬。DUESを起こさない。室温保存。グラナテック(リパスジル)と同様、主経路流出路の流出促進の作用を持つ。
OCTと、OCTAがますます緑内障診断に於いて重要になってきたと感じた。
FAZが参考になるとは!!しかも術前術後で変化する!!!
GCCの方がcpRNFLよりも感度が良い。
1)現在のPPG(前視野緑内障)は
「眼底検査において緑内障性視神経乳頭所見や
網膜神経線維層欠損所見などの緑内障を示唆する異常がある」
状態を指す
2)最近の縦断的解析では、視神経乳頭周囲の網膜神経線維層厚に
先行して、黄斑部の内層網膜厚非薄化が認められる症例がある
3)日本人にも多い、強度近視を伴う緑内障では、乳頭周囲より
黄斑部解析の方が診断には有用かもしれない
4) TemporaI Raphe Signは緑内障性視神経症と他の視神経症
との鑑別に有用かもしれない
5) TemporaI Raphe Signは将来進行するPPGの鑑別に
有用かもしれない

黄斑部血管密度
・緑内障の病期の進行とともに減少する
•中心10度の視野感度と相関する
・緑内障眼において経時的に減少する
・将来の緑内障進行と関連する
FAZ ( Fovea Avascular Zone )
・緑内障眼のFAZ面積は拡大し、真円率は低下する
• OCTAで測定したFAZ面積は眼圧下降手術とともに縮小する

・黄斑部の血管密度が低いと、
将来的な緑内障の進行(RNFL減少率:μm/yr)が早くなる
1)網膜血管の血流減少は神経節細胞死を促進させる
2) OCTA情報はRGC機能不全や血流需要減少を反映している



nice!(0) 

nice! 0