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ノバルティスwebセミナー:緑内障:2021/06/01

本日19時より上記開催された。
Chair person 井上眼科病院 理事長/院長
井上 賢治 先生
演題 見つける
"できるだけ早く"
演者 埼玉医科大 准教授
庄司 拓平 先生
概要 日本における平均余命は年々着実に延び続け、多くの人が高齢まで健康に生きることができる時代となった。一方で緑内障の進行は不可逆的変化であり、緑内障で喪失した視機能を回復させることは現時点では難しいとされている。昨今の点眼薬の増加や手術の多様化により、治療オプションは大きく広がった。緑内障を早期に発見し、適切な治療を行えば、多くの症例で失明を免れることは可能である。本講演では画像検査、特に光干渉断層計を用いて、極早期緑内障の構造変化や視野異常発症前の前視野緑内障(preperimetric glaucoma,PPG)を検出するコツについて、既報と自験例を踏まえて解説したい。
印象:
現在のPPGは「眼底検査に於いて緑内障性視神経乳頭所見や網膜神経線維層欠損所見などの緑内障を示唆する異常がある」状態を指す。
最近の縦断的解析では、視神経乳頭周囲の網膜神経線維層厚に先行して、黄斑部の内層網膜厚菲薄化が認められる症例がある。
Temporal Raphe Sign は緑内障性視神経症と他の視神経症との鑑別に有用かもしれない。
治療すべきPPGの見極めが重要。一般的な進行速度と比較して治療効果判定を行う。
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