SSブログ

旭化成ウェブカンファ:2021/12/15

上記本日18:30より開催された。
以下、プログラムより
ヒドロキシクロロキン網膜症の 基本と眼科医との連携
三重大学大学院医学研究科 臨床医学系講座
眼科学 教授 近藤 峰生 先生
ヒドロキシクロロキン硫酸塩(hydroxychloroquine sulfate:HCQ)は、米国で初めて承認が得られて以降、60
年間の臨床使用の中で適正使用に関する研究が続けられてきた。現在では HCQ は海外では皮膚エリテマトーデス (cutaneous lupus erythematosus:CLE)及び全身性エリテマトーデス(systemic lupus erythematosus: SLE)の標準的な治療薬として繫用されている。最も留意すべき副作用である網膜障害(ヒドロキシクロロキン網膜症、hydroxychloroquine retinopathy)は、発現は稀であるものの本剤を使用している患者に一定の割合でみ られる副作用であり、本剤を安全に使用するためには眼科医の関与が必須である。ヒドロキシクロロキン網膜症は、 発症後に薬を中断したとしても視機能障害の回復は困難であるために、早期に発症のサインを検出して早期に薬物 を中断することが何より重要である。承認から 5 年以上が経過し、本邦においてもヒドロキシクロロキン網膜症が 徐々に報告されてきている。本講演では、本剤の適正使用のために知っておくべきヒドロキシクロロキン網膜症の 基本事項についてお話しし、内科や皮膚科の先生方が眼科医と連携する理想的な形についてお示ししたい

印象:プラケニル網膜症は発症すると投薬を中止しても進行する。1回/年は受診。ハイリスクは1回/6ヶ月受診。内科の先生方を対象にしたわかりやすいご講演。

スクリーンショット 2021-12-15 23.50.54のコピー.jpg
nice!(0) 

nice! 0