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第73回栃木県眼科集談会:2017/04/16

本日自治医大にて上記開催された。深層学習によるカラー眼底写真からの脈絡膜厚推測、の演題名で発表された反保氏の内容が興味深かった。それにしてもartificial intelligenceは脈絡膜の厚さを何で判断しているのだろう。一般的に眼科医は脈絡膜の赤さというか赤味で近視の度合いや眼軸長などが長いかどうかなどを推測するが、深層学習は脈絡膜血管の太さで判断しているのだろうか。眼科医が推測する時の基準とは違ったところで判断しているとしたらそこの所が何か?について興味深い。伊藤栄先生の前房内希釈散瞳薬のご発表も興味深い。私は前々からミドリンPアレルギーのかたや浅前房のかたにはこの方法で行っているが確かに裏付けが欲しい。私の方法はミドリンPを1滴に対してBSSを2㎖加えている。青瀬先生の抗VEGF剤の後発白内障抑制効果、大変興味深い。前房水の循環がある場合は後発白内障が起きにくいがこれもこの事が関係しているのか。青木先生の質問にもあったが生理学的には水晶体にレセプターが存在しているのはどういった理由によるものだろう。
 日本失明予防協会理事長、東大名誉教授、日本の眼科学の大御所ともいえる増田寛次郎先生のご講演をお聞きした。緑内障薬の第一選択薬キサラタンが出来る時の内情など格調高いご講演だった。
 さて、集談会からの帰りに反保さんと栃木市大平町の大平眼科に内覧会にお邪魔した。田口先生にご挨拶して中を見せて頂いた。田口先生、突然の訪問にもかかわらず案内して頂きありがとうございました。心よりお礼申し上げます。
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