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SENJU Ophthalmic Seminar in 栃木:2020/01/16

上記、19時20分より、宇都宮グランドホテルにて開催された。

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感想とまとめ
SENJU Ophthalmic Seminar in 栃木
角膜炎:sspm
ペプチドグリカンがグラム陽性菌にはある。
グラム陽性菌は、キノロン系とセフェム系
グラム陰性菌は、キノロン系とアミノグリコシド系(トブラマイシン)
第4世代のキノロンとは、ガチフロ、ベガモックス、トスフロキサシン、クラビット
dnaほどくのはトポイソメラーゼ。第4世代は解くのも元通りにするのも両方阻害する。
ナリジクス酸は、グラム陰性菌にしか効かなかった。
第2世代は、これに緑膿菌が、第3世代からは、ニューキノロンと呼ばれ肺炎球菌以外は効くようになった。第4世代は肺炎球菌に対しても効く。基本的には、グラム陰性菌に効く薬。
化学合成に寄り作ったものを抗菌薬とする。キノロンは基本的にはグラム陰性菌に有効性がある。
したがって、グラム陽性菌を疑った場合は、セフェム系。セフメノキシムは第3世代セフェム。肺炎球菌、コリネバクテリウム、緑膿菌、モラクセラにも効く。
トブラシンやゲンタマイシンは角膜上皮を痛める。グラム陰性菌に有効性あり。濃度依存性は、キノロン系、アミノグリコシド系。時間依存性は、セフェム系、ペニシリン系。回数を増やすよりも高濃度にした方が良い。一方、時間依存性は、点眼回数を増やすことが必要。ベストロンは点眼回数を重要。セフェム系は4回から6回。眼視流涙が多く点眼薬が希釈されるときには1時間に1回点眼。併用薬は最小限。眼圧管理は内服にする。散瞳目的の点眼はok.内服セフェムは処方すべきでは無い。ほとんど腸管から吸収されないから。経口第3世代セフェムは、腸管から吸収されない。micが小さい方が効果がある。ctmや、cfdnから、セフメノキシムのmicを類推する。MSSAは、キノロン系かセフメノキシム。アトピーや、2週間使い捨てのコンタクトレンズがハイリスク。MRSAはバンコマイシンの点眼自家調整。軽症例は、1.5%レボフロキサシンが適応。MRSAのリスクファクターは医療関係者、アトピー。肺炎球菌はセフノキシム、第4世代のキノロン。リスクは小児との接触歴、高齢。緑膿菌は、濃度を考えれば1.5%レボフロキサシンが最適。重症はアミノグリコシド系併用。2週間交換コンタクトレンズ、涙道閉塞症がハイリスク。1.5%レボフロキサシン6回、トブラシン3回で改善。レボフロキサシン1時間おき、トブラシン4回など。
モラクセラは、キノロン、眼瞼縁、高齢者。重症例は、セフメノキシムと、トブラシン併用する。
モラクセラは、周辺部の潰瘍。グラム陰性の双球菌。上皮欠損が遷延しやすい。所見が改善したら点眼回数を減らす。角膜上皮障害の少ないキノロン系。0.5%クラビットやガチフロ。ベガモックスは上皮障害が起きやすい。コリネバクテリウムは、セフメノキシムが第一選択。ステロイド、キノロンの長期使用。キノロン耐性のことが多い。セフメノキシムが良く効く。角膜移植後のコリネバクテリウム感染症。セフメノキシム単剤で効いた。起炎菌不明例は、キノロンで上皮毒性の低いもの。ステロイドは使用しない。その次は、塗抹検鏡、ファンギフローラY染色:真菌(カンジダ)など。
TAKE HOME MESSAGE
セフメノキシムをうまく併用する。
キノロン単剤で改善しない3パターン:肺炎球菌、MRSA、コリネバクテリウム。治療開始前に、塗抹・培養を!

相原一先生 PAPが濾過手術の成績を悪くする。EP2作動薬:充血、黄斑浮腫、虹彩炎、角膜肥厚がありうる。黄斑浮腫は眼内レンズ眼では50%に起きる。高濃度では炎症を起こす。オミデネパグでは虹彩色素沈着や睫毛の異常は起こさない。EP2とFPは間違っても併用しないこと。ブリモニシンは、脳内移行がある小児には使えない。
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