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第29回下野眼科談話会:2020/02/14

本日19時より宇都宮グランドホテルにて上記開催された。
特別講演1は、島根大学眼科教授谷戸正樹先生による「落屑緑内障について〜手術治療を中心に」と、特別講演2は、東北大学眼科教授中澤徹先生による「新しい緑内障の治療戦略〜新規薬剤のポジショニング〜」。
偽落屑症候群は、LOXL-1遺伝子によるもの。65歳未満はNTG、POAG.65歳以上は、EXG、POAGを念頭に診療する。落屑緑内障は左右差があることが多く両目を開けているうちは気がつきにくい。散瞳が悪い眼が緑内障もすすんでいることが多い。水晶体再建術にて眼圧は2割下がる。白内障手術は水晶体の重さが250mgから、25mgになり1/10の重さになることによってチン小帯を温存できる。水晶体再建術をすることによって将来落屑緑内障になる確率を減らすことができる?μLOTは、10%に追加手術が必要になる。白内障手術後の眼圧のスパイクはコソプトで防ぐ。術後の目薬は抗緑内障薬を切らさないようにする。術後のスパイクを防ぐためには、翌日の朝からはPG製剤は再開しても良い!(CMEが気になるが・・)
 最初の2年は4か月に1度視野検査をして進行の早さを判定する。その後は2か月から2年に診察間隔を調節する。CRAOの48時間以内の症例を東北大学に送って欲しい!血縁に緑内障のある方は9倍のリスクがある。GLAUCOMA VISION SIMULATIONを活用して欲しい。視野欠損は黒く見えるわけではない。オミデネパグはEP2受容体作動薬。大体3mmHg下がる。プロスタグランディン関連薬からオミデネパグに変更した場合、大体3か月で睫毛が濃い、色素沈着、などの症状は消える。オミデネパグは充血のピークは1時間ぐらい。プロスタグランディン関連薬は3から6時間がピーク。
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