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第19回seminar 教育webinar:2022/09/15

上記、19時より拝聴した。
【プログラム】
1. サギングアイ(後関利明先生 国際医療大学熱海病院)
2. パキコロイドってなんですか?(寺尾信宏先生 京都府立医科大学)

印象:サギングアイは、ぼやけるという主訴。単眼で見ると良く見える。外斜位の方が(輻輳不全型)サギングアイ疑で来られると、加齢性の外斜視だが、サギングアイではない。遠方視で内斜視となる。LR-SR-bandの進展・断裂が原因。外直筋プリーの下垂・上部耳側傾斜。遠見内斜視(開散麻痺様)。白人>黄色人>黒人で多い。近視の方は多い。高脂血症の方に多い?高齢、女性に多い。sagging like face。上下斜視や、開散麻痺といわれていた人は実はサギングアイ。

欧米のAMDは軟性ドルーゼンを伴うものを言う。日本人は、PCVが多く、ドルーゼンが少ないAMDが多い。日本ではドルーゼンは少ない。アジアではPCVが多い。欧米では女性が多く、日本では男性が多い。脈絡膜は、PCV>AMD>RAP。PNVの特徴として、厚い脈絡膜、眼底紋理の減少、ドルーゼンは認めない。パキコロイドは一応250μが境目だが、年齢や眼軸長に影響を受けやすい。focal choroidal excavation(FCE)も、パキコロイド関連疾患である。FCEの多くは近視眼であるにもかかわらず脈絡膜肥厚を認める。PDTが脈絡膜肥厚を改善させる機序は不明である。CSCは3ヶ月様子を見る。半年待っても大丈夫。両眼性、職業、自覚症状を鑑みて、光凝固。PDTを当てる場所によっては全体の脈絡膜の血流が改善する可能性がある。

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