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i-seminar:続発緑内障、ROP:2023/11/16

上記拝聴した。
続発緑内障は、京都府立医大の三重野洋喜先生
未熟児網膜症については、東邦大学の松本直先生
印象:
・特に炎症がコントロールできていれば、プロスタノイド受容体関連薬の使用は問題ないと考えられる。ただし、単純へルペスによるぶどう膜炎においては、単純へルペスの再活性化が報告されており、プロスタノイド受容体関連薬の使用は避けた方がよい。
・ピロカルピンは、血液房水柵を壊し、炎症を悪化させる。また虹彩後癒着を促進することから、使用は避けた方がよい。
・ぶどう膜炎にウイルスの関与がわかっている場合は、抗ウイルス薬を併用する。片眼性の高眼圧、豚脂様角膜後面沈着物のある虹彩炎では、単純へルペスウイルス、水痘帯状疱疹ウイルスおよびサイトメガロウイルス感染によるぶどう膜炎を考慮する。

前房洗浄を行った方がよいケース(Walton W, et al. Surv Ophthalmol. 2002)
・眼圧が2日間60mmHfg、もしくは5日間50mmHg、あるいは7日間35mmHgを超える場合(視神経萎縮を防ぐため)
・眼圧が5日間25mmHgを超え、前房出血もみられる場合(角膜染血症を防ぐため)
・微小な角膜染血を認めた場合
・受傷から8日間経っても前房出血が前房内の50%以上を占める場合(虹彩前癒着を防ぐため)

ROPについては睡魔のため聞き逃してしまった。あとで。

今日のお昼に出現したループプロミネンス。この炎、地球の何倍あるんだろう。磁力線に沿って立ちのぼり落ちてくるプラズマの流れ。
loop-prominence-20231116.jpg
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