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第17回東大眼科病診連携の会:2024/03/09

上記開催された。18時より20時過ぎまで拝聴した。
小野喬先生による、
東大眼科角膜外来における診療アップデート〜再生医療はじめました〜
澤村裕正先生による、
症例から考える抗AQP4抗体陽性視神経炎
特別講演として、本田茂先生による
実臨床におけるパキコロイド関連疾患の診断と治療
印象:
角膜化学熱傷などに対して、サクラシー等により有効な手術がある。東大では2例。羊膜を基質にして口腔粘膜細胞を載せる。視力を改善するのが目的ではなく、コンタクトレンズをのせたり、角膜移植ができるようにするのが目的。
抗アクアポリン4抗体陽性視神経炎に対して中外製薬から良い薬、エンスプリングがでた。慢性期治療。
イネビリズマブ リツキシマブ B細胞からの抗AQP4抗体産生を阻害。
サトラリズマブ(エンスプリング、1回/月の皮下注射) 血液脳関門の破壊、さまざまなIL-6が関与しているが、これを阻害。
エクリズマブ、ラブリズマブは、補体活性化による細胞障害を阻害。
どれもベンツが数台買えるぐらいの値段!これらの薬を使うことによってステロイドは中止できる可能性がある。
Pachychoroid spectrum disease (PSD)は2015年に提唱された疾患概念で、脈絡膜厚の増加、脈絡膜血管の拡張や透過性亢進を一義的変化とする眼底後極部の細胞変性や滲出性病変の総称。その中にはPachychoroid pigment epitheliopathy (PPE)、Focal choroidal excavation (FCE)等が含まれる。
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