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緑内障Webカンファレンス in Mito:2022/01/17

上記開催された。拝聴した。

【座長】 はねもと眼科 院長 塙本 宰先生

【一般講演】 19:00-19:15
『緑内障眼内ドレーンiStent inject W留置時のトラブル例と反省点』
水戸済生会総合病院 眼科 加畑 隆通先生

【特別講演】 19:15-20:15
『OCTで緑内障を見極める』
      新潟大学大学院医歯学総合研究科 眼科学分野
         准教授 赤木 忠道先生

印象:アイステントは、白内障手術後に入れるか前に入れるかは、好みの問題。あとで入れると、充血してシュレム管がわかりやすいが、出血しやすい。
cpRNFLと、GCCが優位な検査。眼軸長が長いと広い範囲の厚みを測ってしまう。(薄く過評価してしまう。)眼軸が26mm以上の人のデータベースはない。PPAが大きな症例では、cpRNFLでの評価は困難。正常眼の網膜各層の厚みは上下対称性が高い。(強度近視につかえる指標で定性的)黄斑部en-face OCTでRNFL欠損部が視覚的にとらえやすい。SSOHに緑内障が合併することがあるので注意。PIRD:近視で眼軸が伸びるときに網膜が裂ける。cotton-wool spot後のNFLDに気をつける。Microcystic INL lesionは、POAG眼の6%に起きる。peripapillary retinoschisisは、PPGの1.1%に認めた。篩状板部分の欠損部から髄液の流入が原因?
PPAにはαとβがある。βは緑内障の発症・進行に関連。αは網膜色素上皮がムラで、βはブルッフ膜があるもの(β:緑内障・年齢)と、ないもの(γ:眼軸長延長・近視で増大)とにさらに分類される。

視野の取り分け:24-2が基本。30-2は滅多になく緑内障以外の神経疾患や、SSOHで取る。24-2で重症な症例、中心部に欠損のある症例、OCTで中心部が薄い症例は10-2をとる。視野検査の間隔は1/6ヶ月としている。PPGは神経細胞が4割なくなっている。強度近視にはOCTの縦スキャンが有用。
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