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岩田和雄記念海仁緑内障センターをなぜ立ち上げたのか:2020/10/30

開催日時 2020年10月30日(金)19:30~20:40
演題1 岩田和雄記念海仁緑内障センターをなぜ立ち上げたのか
演者 医療法人社団 海仁 海谷眼科 院長
海谷 忠良 先生
演題2 緑内障診療における病診連携の重要性
演者 岩田和雄記念海仁緑内障センター センター長
海谷眼科 副院長
山本 哲也 先生

拝聴後の印象:
海谷先生の「1人でも緑内障の患者さんを失明から救いたい」という信念、目標は素晴らしいと感じた。
現在28.6%が緑内障が原因で失明している。
そのあと、網膜色素変性症、糖尿病網膜症と続いている。糖尿病網膜症は3位と後退している。
インプラント手術はレクトミーに敵わない。LiGHTでは、SLTはかなり良い効果となっているが、2年は持たない。Memantine(アルツハイマーの薬:効かない)、NMDA受容体拮抗薬、などなど余り期待できない。
PPGの58%が視野異常を起こす。20年間に4眼に3眼は視野異常が出る。DHがあると、PPGが緑内障に転化する。MMC-Trabの成績:MD進行が3dB以内にとどまる確率は20年に67%。3眼に2眼はとどまる。
HTGとNTGでは、ややHTGのほうが成績が良い。失明率:(定義:ー22dB以下とする:アメリカの基準)術前のMDが−18dB以下の人に手術を行うと約50%の人は失明を免れる。山本先生のご講演はいつも熱くて聴き入ってしまう。
緑内障の患者さんを紹介するに当たり、手術をしなくても良いといって返されることもあれば、緑内障の専門医が異なると、これは早く手術をしなければならない、とおっしゃる先生もおられる。緑内障の専門の先生の中で手術の適応になる基準を一定にしておいて欲しいと思う。

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大塚webカンファ:2020/10/30

2020年10月30日(金)
19:00~19:30(質疑応答5分)
(オンライン開催:Microsoft Teams)OtsukaWEB seminar
日時
東京大学眼科学教室准教授
本庄恵先生
演者
どこが違う!?~β遮断薬の有用性と注意点~
海谷先生のご講演と重なり集中して拝聴できなかった。
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