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第28回栃木眼科セミナー:2022/02/04

上記開催された。
日 時 : 令和4年2月4日(金) 19:00~21:00
座長 自治医科大学 眼科学講座 教授 川島 秀俊 先生

【ミニレクチャー】19:00~19:30
『 難症例の白内障とトラブルシューティングの対処法 』
自治医科大学 眼科学講座 講師 新井 悠介 先生

【特別講演】19:30~20:30
『 黄斑サージカルのOCT画像の特徴と
最新の硝子体手術 』
横浜市立大学大学院 医学研究科視覚再生外科学
主任教授 門之園 一明 先生

印象とまとめ:
黄斑前膜ではなく、黄斑上膜(epiretinal membrane ).
黄斑上膜は必ず進行する。白内障を持った80歳以上の方の30%が黄斑上膜がある。Irvine-Gass syndromeに、ERM術後の10%に生じる。STTAにて加療する。分層黄斑円孔の定義は、中心窩の形態の崩れ、フォベアのキャビテーションがある。foveal tissueの欠損の3つが大事。LHEPに多くのキサントフィル、ミューラーセルが含まれている。網膜の再生物質を含んでいる。そのため取らないで手術中にホールに埋める。Gass分類と術後の視力は相関しない。今は、PVDが中心窩であるか、円孔底径の2つで分類すると術後の視力と相関する。stage1の2−3割は自然閉鎖する。大きな黄斑円孔は網膜自家移植術(ART: AUTOLOGOUS R T)
分層黄斑円孔の手術適応は、EZが沢山欠落している場合は手術の適応なし。LHEPを網膜の穴に入れると視力が改善する。Irvine-Gass syndromeを起こしやすい方は、持続炎症が起きやすい。潜在的にuveitisのある続発性のERMのある目に手術をしている。FAをやってみるとUveitisがあることがある。背景因子に伴うERMに注意する。

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