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アイリーアWEB講演会:2019/12/09

19:00~上記開催された。
●テーマ:加齢黄斑変性の病態とQ12/Q16を用いた個別化治療
●演者①:慶應義塾大学  小沢 洋子 先生
●演題②:杏林大学  山本 亜希子 先生
以下、PlGFを間違いの無いようPLGFと標記する。
PLGF、VEGF-B, VEGF-Aは、VEGFR-1
VEGF-Aは、VEGFR-2に効く。作用の強いのはVEGFR-2の方。
VEGFR-1は、炎症、
VEGFR-2は、炎症、血管新生、
VEGFR-3は、リンパ管内皮細胞に効き、リンパ管新生。
PLGFと、VEGF-Aは似た構造を持つVEGFファミリー
PLGFは受容体のVEGFR-1には結合するがVEGFR-2には結合しない。
VEGF-Aは両方の受容体に結合し作用が強いのはVEGF-2である。
PLGF-2はニューロピンー1受容体にも結合する、すなわちVEGFR-2の下流シグナルを増長させることで病態悪化させる。
加齢黄斑変性症は50歳以上の1%以上に見られる。
AMDの根底にある病態は慢性の炎症と酸化ストレスの悪循環があり、それは発症前から発症後にもある。
アフリベルセプトはVEGF-AのみならずVEGF-BやPLGFも抑制する。
ALTAIR試験では2週調節群・4週幅調節群ともに、16週まで治療間隔を延長できた患者割合が4割、12週以上まで延長できた患者割合は5割を超えた。16週時の網膜の滲出液の状態は投与間隔延長の予測因子の可能性が考えられた。
初回投与の前に、慢性疾患であること、現状維持を目的としていることを丁寧にできればご家族にも説明する。


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