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パンオプティックス:TFNTと天体用接眼鏡

TFNT、すなわち、アルコンの3焦点眼内レンズの、パンオプティックスの結果が非常に良い。近くが40㎝と60㎝にピントがあるのだが、多少近方視には慣れるのに時間がかかるが、慣れれば結構近くが見えており、患者さんはメガネなしでスマホをご覧になっている。
 パンオプティックスは天体用の接眼鏡にもある。名前は覚えやすい。
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近視抑制治療の実臨床:ノバルティスファーマweb講演会:2019/11/27

19:00~上記開催された。
今日は千寿のアジマイシンの講演もあったが、体力と気力の都合上こちらを選択拝聴した。
演題 近視抑制治療の実臨床
演者所属 伊丹中央眼科 院長
演者 二宮 さゆり 先生
以下、ホームページより。
概要  つい最近まで我々眼科医は「近視は病気である」という認識に欠けており、近視進行を抑制することが可能とも考えていませんでした。しかし近年の世界的な近視人口の急増は遺伝因子のみでは説明がつかず、環境因子の変化が大きな影響を及ぼしている事実を認めざるを得なくなっています。日本国内でも東京都市部においては中学生の近視罹患率は95%とだったというデータが提示され、若年者に対する近視進行抑制治療はもはや待ったなしの状態と言えます。若年期に起こる近視度数の変化は非常に大きく、過度に進行した近視は緑内障や近視性黄斑変性症などの重篤疾患のリスクを指数関数的に高め、その後の人生における視機能を大きく左右してしまいます。
 しかし幸いなことに、近視に関する基礎研究は臨床研究へと結びつくようになってきています。特に光学的、薬理学的な近視抑制治療は臨床的に応用可能で効果が十分期待できるレベルに達してきています。そして、実臨床では近視進行抑制治療の需要は非常に大きく、そのニーズに応じる医療機関の増加も求められています。本講演では自身のクリニックで実践している近視進行抑制治療とその効果について具体的に紹介させて頂く予定です。「近視進行抑制治療、開業医がやらねば誰がやる!」というスローガンに賛同して頂ける先生方に、是非お聴き頂けましたら幸いです。

さて、私の感想だが、素晴らしいご講演だった。
確かに「近視進行抑制治療、開業医がやらねば誰がやる?」とはその通り。
近視予防抑制治療として、0.01%アトロピンを併用して、次のよう。
コンタクトレンズは装用可能か?
可能なとき、-4以下は、αオルソK
可能なとき、-4以上は、メニコンDUO, EDOF(SEED)、非球面(ボシュロム、クーパービジョン、アルコン)
不可能なとき、眼鏡・・2重焦点、完全矯正


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ノバルティスウェブカンファ:2019年11月26日(火)

19:00より上記開催された。
演題1
当院における網膜疾患の治療戦略
演者所属1
川崎医科大学附属病院 眼科 講師
演者1
鎌尾 浩行 先生
演題2
当院での角膜疾患の管理および加療
演者所属2
川崎医科大学附属病院 眼科 講師
演者2
藤本 久貴 先生

以下、ホームページよりコピペ
概要
①近年の分子生物学の進歩により、眼科領域においても様々な検査方法や治療方法が開発されている。その中で、血管内皮増殖因子(VEGF)阻害薬と多項目迅速PCR検査は、加齢黄斑変性と感染性ぶどう膜炎の治療戦略を大きく変えた。そこで、川崎医科大学における加齢黄斑変性に対するVEGF阻害薬の投与方法を過去の臨床試験に触れつつ紹介するとともに、これまで行った多項目迅速PCR検査についても紹介したい。
②角膜疾患は「ドライアイ」などの軽症例から、角膜移植を要する重症例まで、多岐にわたります。当院で角膜疾患に対して行っております検査のポイント、診断の要点、治療の方法論とその意義について、できれば系統的にオーバービューできればと思います。
時として角膜疾患には希少疾患とも呼ばれるべき疾患も含まれますが、その病態がcommon diseaseと連続体を成していることもあります。そのような「連続体」としてのとらえ方が少しでも病態理解の一助となれるような解説となれば幸いです。

以下、私のレジメ
川崎医大のAMDの治療方針として、抗VEGF治療の導入期のみを基本とする。3回投与して4週間後の黄斑浮腫の確認をする。導入期後、4週間において黄斑浮腫無しの場合、抗VEGF治療の休薬をして経過観察。経過観察中再発あったらTAEへ。(ただし再発期間−2Wから)。経過観察中再発無しの場合は休薬1年後まで経過観察しその後近医へ。
導入期4Wにおいて黄斑浮腫があった場合は、抗VEGF治療(TAE)+PDT
慢性網膜壊死(CRN)とは、免疫不全に発症するCMVによる閉塞性網膜血管炎。程度はARNと比較して軽度。CRNは新生血管緑内障を引き起こすことがある。治療は抗サイトメガロウイルス化学療法(バンガンシクロビル内服、ガンシクロビル点滴)と汎網膜光凝固。類天疱瘡は、抗BP180抗体強陽性115.3(基準値9.0以下)、眼球癒着、初期にはドライアイ、白内障手術は禁忌。0.1%フルオロメトロン点眼+抗菌剤。円錐角膜とは、角膜の菲薄化、非対称、急峻化を伴う。最近のカシア2検査が有効。CMV角膜内皮炎:0.5%ガンシクロビル6回/日点眼、角膜内皮炎なので角膜厚が厚くなる。片眼性の内皮減少は、CMVに注意!:0.5%ガンシクロビル1回/日で治療。角膜の後部多形成内皮ジストロフィは良くある病気で白内障手術の時に注意。DSAEK:Descemet's Stripping and Automated Endothelial Keratoplasty:内皮シートを挿入ー厚さ0.1ミリ程度。1−2週間の入院、手術時間90分、局所麻酔下も可。生着率90%程度。

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第13回栃木県内科眼科関連疾患談話会:2019/11/21

上記19時より宇都宮グランドホテルにて開催された。
講演1は、大阪大学眼科教授川崎良先生による、
「いま改めて高血圧・動脈硬化と眼の関係を考える」
講演2は、熊本大学教授荒木栄一先生による、
「糖尿病診療ガイドライン2019を踏まえて」

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令和元年度第4回栃木県眼科医会理事会:2019/11/20

本日上記開催された。12月1日(日)のコンタクトレンズ管理者継続講習会の件、来年の令和2年12月6日(日)のコンタクトレンズ管理者継続講習会の件、などについて。
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ノバルティスファーマWEB講演会:2019/11/19

19:00~上記開催された。
演題 実践! 視神経疾患の診断・治療
演者所属 北里大学医療衛生学部 教授
演者 石川 均 先生
以下、ホームページより
概要 視神経疾患の原因には致死的疾患や視機能低下以外、恒常的に全身の神経麻痺等を残す疾患がある。そのため迅速な診断、治療が要求されるが、視神経疾患では通常の眼科診察では用いない特殊な機器、採血、腰椎穿刺、さらに他科との連携治療が必要となる場合も少なくない。しかし、診断にあたって最も重要なのは問診と通常の眼科所見である。本講演では紹介頂いた症例をもとに、最新の視神経疾患の話題に触れて頂き視神経疾患の診断・治療のコツを考えたい。

実際に拝聴して視神経炎のアップデートの出来る非常に良いご講演だった。
視神経炎の予後を決定する悪化因子
自己抗体(抗AQP-4抗体)、球後視神経炎型、MRI上視神経の1/2以上の病変、高齢者。
予後を決定する改善因子
自己抗体(抗MOG抗体)、乳頭炎型前部視神経炎、MRI上視神経の1/2以下の病変、若年者。
視神経疾患を専門施設に紹介するタイミング
無理はしない、抗AQP4抗体陽性、両眼性重篤な痛み悪化のスピード速く脊髄炎合併、視力が0.7〜0.5を下回った時、紹介までは再診はこまめに、中途半端な経口ステロイド治療はしない、もし抗AQP抗体採血可能なら施行。
MRI:視神経疾患では、冠状断・造影T1強調画像が基本。炎症、浸潤、萎縮→ STIRもしくはT2強調画像脂肪抑制法
炎症:造影T1強調画像で造影効果。STIRにて高信号→レーベル、虚血性ではこれらはなし。
クロラムフェニコール:副作用として視神経炎、末梢神経炎!ありうる。
take home message:視神経疾患と対光反射、視神経炎全例ステロイド治療が必要なわけではない。我が国では、視神経炎の中で、10%がmog抗体陽性、12%がaqp4抗体陽性。
aqp4は女性に多く予後が悪い。mog抗体陽性は予後が良い。mogは年齢は2相性。心因性視覚障害は僚眼開放の視野を取ってみると詐病がわかる。ステロイド絶対禁忌視神経症として真菌感染症がある。

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冠状断の例
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高根沢医師団会合:2019/11/18

本日19時より上記開催された。
今回、令和天皇の大嘗祭に、下野と、丹波のお米が選ばれた。下野は何と、我らが高根沢のお米!!
栃木県塩谷郡高根沢町大谷下原の石塚毅男さんがお作りになったお米である。上皇様(第125代天皇)の際にはあきたこまちが選ばれ、あきたこまちが一気に有名ブランド米になった。
今回も高根沢のお米が有名になってくれるとうれしいですね。

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ビジョンケアセミナー2019:2019/11/17

本日11時より上記開催された。東日本AMDフォーラムと重なったため途中からの出席となった。特別講演の角膜i-PS細胞の講義が聴けなかった。残念!
永田万由美先生:前囊収縮は3か月で進行しそのあとはプラトー。前囊ヤグ切開は早ければ早いほど広く開窓する。ホヤのvivinexは、後嚢とIOLが密着して後発白内障を防止。OPEN CAPSULE IOL:わざと孔を作って後嚢とIOLの接着を防ぎ房水を循環させることにより後発白内障前囊収縮を防止する。PCO PREVINTION USING AHC IOL。PCOのヤグレーザー:十字切開と円形切開。液状後発白内障:後嚢の下にヤグして液を外に出してから後嚢を十字切開を行う。SSNGで表面散乱がみえる。アクリソフがおこしやすいが徹照はしっかりある。SSNGとグリスニングの違い。SSNGは100NMの水の白濁。グリスニングは大きめの水が溜まる。カルシウム沈着は表面につく。SSNGは、前面、後面の近くに白濁が生じる。中に起きるのはグリスニング。SSNGは経年的に増加して程度が強くなる。SSNG,グリスニングは、視機能に影響することは少ないが、カルシウム沈着はIOL摘出交換が必要。
山下高明先生(たけひろ)鹿児島大学。緑内障におけるOCT利用のピットフォール。RNFL感度90,95,GCAはもっと感度と特異度がたかい。乳頭出血は特異的所見。
黄斑マップ:(GCIPL厚い):
GCA: GCL+IPL(内網状層)
GCC GCL++ : GCL+IPL+NFL
乳頭マップ:乳頭周囲は、・・(NFL厚い)ため、NFLを測る。
後極の菲薄化(除く黄斑)→リング状偽GCIPD→正常視野
黄斑平坦→小リング状偽GCIPD→正常視野
不二門尚先生:眼生理学の基本的なお話しを含みわかりやすかった。明所視では555nmにピークを持つが、暗所では507nmに遷る。(Purkinje shift)
高村悦子先生。アレルギー性結膜炎に対する初期療法への期待。エピナスチン高濃度1/2回で大丈夫。0.05%→0.1%となる。今のうちから初期治療するのが望ましい。花粉は既に11月にも飛んでいる!!市販薬は防腐剤濃度が高い。バックフリーはアレジオンのみ。インタールのUDはもうじき無くなる。クモロールPFも。かゆみがひどいときはCLは中止。かゆみが治まれば防腐剤無しのアレジオンと、1日使い捨てのSCL。眼鏡も利用。アレルゲンの量が減る。人工涙液(参天ウェルウォッシュアイ10CC(BACフリーで1か月使える)、ソフトサンティア(10日だけ)アイリスCL−1(大正)使い切り。カップ式は皮膚も洗浄するのでお勧めできない。皮膚のバリアーも壊してしまう。市販薬には有効薬は入っていない。付け心地優位。
澤智博先生 
現在は第3次。1次はif thenの世界。IBM DEEP BLUE は検索のみ。機械に寄ってできるとき、学習がプログラミングされているものは、AIから外す。教師無し学習。ルール、データ、試行錯誤で囲碁は勝てるようになった。ALPHAGOはデータ無し。

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東日本AMDフォーラム in Tokyo:2019/11/17

上記本日10時から椿山荘にて開催された。
古泉英貴教授
日本人の典型的AMD
日本人はドルーゼンが少なくPCVが多い。
CSCの長期経過はTYPE1CNVを発症する→K.BAILEY FREUND先生が提唱→パキコロイドの発祥
PPEも同じ
PACHYCHOROID→CSC, PPE→PACHYCHOROID NEOVASCULOPATHY (PNV)
日本人では、ドルーゼン発祥のAMDよりも、PNVの比率が高いことが推察される。
1か月ごとのTAE。最初の2年は3か月以上に伸ばさず、2年以上再発ない場合は4か月間隔。基本的に休薬はしない。新生血管の局在、脈絡膜、ドルーゼンの3つで投薬を変える。色素上皮上のCNV(TYPE2)は、IVRが良く効く。OCULT-CNV(TYPE1)PCVはIVAを選択。RPE上(典型AMDTYPE2, RAP)はIVR、RPE下(典型AMDTYPE1,PCV)はIVA。
パキコロイドの特徴の一つである、脈絡膜の肥厚について。PCV, 典型AMD, RAPの順に脈絡膜の肥厚がある。ただしばらつきが多い。様々な病態のものが混在していると推測。PDTとIVAは脈絡膜の厚さが薄くなり、IVRはやや薄くなる。IVRとIVAでは脈絡膜の厚さに対する影響が違う。224μが脈絡膜の厚さの平均値。脈絡膜の厚い(354)のPCVの患者さんにPDTとIVAを併用したところ、脈絡膜の厚さが220μまで減少した。224.8±52.9μが、脈絡膜の厚さの平均値。70μと薄い脈絡膜のRAPの患者さんにIVAを使用したところRPEの萎縮が見られた。IVRも薄い脈絡膜、RPD、僚眼のRPE萎縮がリスクファクター。RPE萎縮は注射の問題でなく、RAPの運命的なものかもしれない。網膜内液、薄い脈絡膜が、IVA注射後RPE萎縮の危険因子。病的な脈絡膜薄い状態はIVRか。
例)
93歳AMD(脈絡膜130)ドルーゼン++の→典型AMD
61歳DOUBLE LYAER SIGN PCV無し、(360脈絡膜)→PNV
ポリープがなければどちらも典型AMD。ただ上記はドルーゼン由来、下記症例は、PNVで全く背景が違う!!

RIVAL試験。ドルーゼン由来の白人の典型AMDはIVAとIVRは同等の効果。
まとめ
1,新生血管の局在 PRE上は、IVR. RPE下は、IVA
2, コロイド厚い時は、IVA. 薄いは、IVR
3,ドルーゼンあるときは、IVR。無いときは不明。

柳靖雄教授によるPCVの診断と治療。
日本人の33−55%がW-AMDのうち占める。
いずれか一方:橙赤色隆起病変、 ICGAポリープ状病巣、以上血管網。
ICGA、異常血管網、ポリープ状病巣を確認。
OCT:SRD、急峻なRPEの隆起。BRUCH膜と RPELINEの2つが見えるDOUBLE LAYER SIGN
EVEREST STUDYでのPCVの診断基準:ICGAを使い6分以内に観察されるHYPERFLUORESCENCE.かつ、異常血管網、拍動、ステレオで結節状、病巣周囲の低蛍光(6分以内)ステレオ観察で橙色の網膜下結節。
重度の黄斑下出血。
PCVと、鑑別すべき疾患:RAP, MICRO-MACRO-ANEURYSUMS、網膜色素上皮欠損、脈絡膜血管、ステイニング。
OCTのみで感度特異性ともに90%を超える。EN-FACE-OCTだと、円形リング上の構造。異常血管網(BVN)メッシュ状構造。脈絡膜血管拡張所見。
OCT-A:POLYPは17−100%(50−60%)
異常血管網は、70−100%で同定。ただしB−SCANも参考にする。
PCVは、OCTとOCTAの組合せでも17.4%は誤診となる。ICGAが必要。
パキコロイドとPCVはイコールではない。脈絡膜の厚いPCVは、抗VEGFの効果が低い。
PCVは、ドルーゼン発祥のAMDから発生することもある。(脈絡膜が薄い)
脈絡膜が薄いPCVもある!
EVERESTⅡは、IVRとPDT併用の方が少ない注射で経過が良い。
PLANET試験は、IVAと、IVA+RESUCUE-PDTを比較。結果はほぼ同じ。
PCV治療は、IVAもしくは、IVR+PDTとする。
PDTはパキコロイドに効果がある。PCVが大きさ、形態、拍動の有無をみる。POLYPが残っていたら大量出血を来しやすい。拍動するものは出血しやすい。ブドウの房状は出血しやすいのでまず抗VEGF治療をする。パキコロイドは積極的にPDTを行う。THICK CHOROID, PACHYVESSELSにはPDT。CVHとは・・CVH: choroidal vascular hyperpermeability: 脈絡膜血管透過性亢進、ICGAでしかわからない。脈絡膜血管透過性亢進(choroidal vascular hyperpermeability: CVH) 所見はインドシアニングリーン蛍光造影検査の後期 画像にて、境界不明瞭な過蛍光領域が一カ所または複数箇所認められることで 判断される。古泉教授は、4か月のTAEが最長で、原則注射を止めない!!
講演の基本的情報
t(典型)AMD:NVは脈絡膜由来
      抗VEGF
PCV:NVは脈絡膜由来
      抗VEGF剤は血管閉鎖が弱い
      視力0.5以下のものはPDT単独/併用
RAP:NVは網膜由来:治療:PDT+抗VEGF阻害剤
      再発しやすく直りにくい
      
①PCV
 検眼鏡所見:燈赤色隆起病変(カラー写真だけでも50%以上、OCTだと90%以上の確定診断)
   日本人に多い。PCV55%(33−55):tAMD35%:RAP 5%
             
OCT 網膜色素上皮(RPE)の急峻な隆起(ポリープ状病巣)DOUBLE LAYER SIGN 脈絡膜が厚 い…脈絡膜血管透過性亢進(CVH) Pachychoroid neovasculopathyの一種:網膜下血腫症例の多くがPCV:PCVの中にはCSC類似の所見を示すものがある・パキコロイドの仲間

②RAP:女性:網膜血管由来のNVが網膜下へ増殖
  網膜内出血
  多発性癒合状ドルーゼン:OCT所見として、CME, PED断裂して網膜内新生血管と融合。CHOROIDO薄い。
  
脈絡膜膜厚の平均値は、224.8±52.9μ
  PCV>tAMD(正常付近)>RAP(今回の症例は70μなど)
     傍中心窩の網膜新生血管網から発生
  中心窩はCMEのみの場合あり
  CSC様。

 Retinal pseudodrusenが80%に見られる。
  3年以内に必ず僚眼に発症:僚眼の検査が必要。
  上方血管アーケードに多い
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栃木県眼科集談会:2019/11/15

19時より上記宇都宮医師会館にて開催された。
宮島先生のボストンでの留学のお話しは良かった。
ボストンの町並み懐かしく拝聴した。
プログラムは,以下の通り。

:*:~:*:~:*:~:*: 【プログラム】 :*:~:*:~:*:~:*:
【一般講演】
座長:井上 裕治 先生(自治医科大学 眼科)
1)「当院による高度進行白内障の術後成績」
○佐々木 優、中村 恭子、松島 博之、妹尾 正
獨協医科大学 眼科


2)「ヘルペス性前部ぶどう膜炎(VZV)に対するアメナメビルの使用経験」
○吉田 花、渡辺 芽里、川島 秀俊
自治医科大学 眼科


3)「20G MVRナイフの評価」
○山崎 駿(JCHOうつのみや病院、獨協医大)、松島博之、向井公一郎、妹尾 正
獨協医科大学 眼科


  4)「粘弾性物質を用いたTrabeculotomy ab interno」
 ○原 岳、橋本 尚子、本山 祐大、大河原 百合子、成田 正弥、峯 則子、原 孜
原眼科病院

座長:松島 博之 先生(獨協医科大学 眼科)
5)「マダニによる眼瞼咬傷の一例」
○近藤 由佳、佐野 一矢、野口 久美子、坂本 晋一、牧野 伸二、川島 秀俊
自治医科大学 眼科


6)「獨協医科大学における90歳以上の超高齢者に対する超音波乳化吸引術後成績」
    ○城山 朋子、松島 博之、高橋 鉄平、宮下 博行、永田 万由美、妹尾 正
獨協医科大学 眼科




7)「高齢者の黄斑部新生血管の視力予後に関与する炎症性サイトカインの検討」
○伊野田悟1 髙橋秀徳1,2 譚雪2 新井悠介1 坂本晋一1
井上裕治1 藤野雄次郎2 川島秀俊1 柳靖雄3,4,5,6
1, 自治医科大学 2, JCHO東京新宿メディカルセンター 3, 旭川医科大学
4, Singapore National Eye Centre 5, Singapore Eye Research Institute 6, Duke- NUS Medical School

8)「宇都宮市における3歳児検診の問題点(その2) ―他自治体との比較―」
○小森 彩、倉満 満香、檜山 明日香、阿部 千尋、河又 梓、
小林 美春、小玉 絢子、小口 和子、大久保 好子、大久保 彰
 おおくぼ眼科

【 特別講演 】
座長:吉沢 徹 先生(栃木県眼科医会会長)
『DNAダメージおよび酸化ストレスを産出する
エストロゲン代謝経路における主要解毒酵素NQOIが
Fuchs角膜内皮ジストロフィーの女性優位性における役割』
獨協医科大学 眼科学教室 宮島 大河 先生


留学はおそらく眼科医ならどなたもしたい、と言うのが本音ではないか。
この様な機会がある先生は本当に幸運だと思う。機会があったら後悔がないように是非留学を選んで欲しいと思う。私も留学はしているが宮島先生と違って経済的にも内容的にも非常に「ひもじい」留学だった。済生会にいるときに大学経由の留学の機会が一度あったが事情があり流れてしまった。

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