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ノバルティスファーマweb講演会:2020年1月17日(金)

19:00~より上記開催された。
以下、ホームページより抜粋。
点眼薬は臨床的には1日交換レンズであればコンタクトの上から点しても大丈夫。
日眼2018宮﨑らは、全国調査(n=3000)において、
アレルギー性結膜炎の有病率は48.7%
アレルギー性鼻炎(36.5%)より多い!!


演題1 アレルギー性結膜炎診療のピットフォール
演者所属1 大阪大学大学院医学系研究科 眼免疫再生医学共同研究講座 特任講師
演者1 橋田 徳康 先生
演題2 コンタクトレンズ装用患者の疾患鑑別と治療
演者所属2 大阪大学大学院医学系研究科 視覚先端医学 寄附講座准教授
演者2 高 静花 先生
概要 橋田 徳康 先生
今年も花粉症のシーズンがやってきます。花粉症などに伴う、アレルギー性結膜炎診療に関して、先生方は日常診療で多くの症例を経験されており、診断や治療に苦慮されることはあまりないと思います。しかしながら、患者さんの"目がかゆい"という主訴のみを信じて、抗アレルギー点眼を投与したり、症状が緩和されない症例に対して漫然とステロイド点眼を処方したりしておられないでしょうか?本講演では、患者さんが"目が赤い"という症状で来院された場合の、疾患鑑別のポイントについて解説いたします。さらに、日常診療で陥りがちな、一見アレルギー性結膜炎に見えるけれども、実は別の病態が隠れている症例や全く別の病態を呈している疾患を症例ベースで呈示することにより、アレルギー性結膜炎診療において、気を付けなければならないピットフォール(落とし穴)について概説させていただきます。

高 静花 先生
アレルギー性結膜炎はI型アレルギー性が関与する結膜の炎症性疾患で何らかの自他覚症状を伴うものと定義されていますが、コンタクトレンズ装用に伴う眼障害のなかで最も多く、特に花粉シーズンにおいては個々の症例に対してその管理が必要になります。今回、アレルギー性結膜炎を伴うコンタクトレンズ装用者の管理および治療について、コンタクトレンズの選び方、点眼薬の使い方、セルフケア指導などを中心にお話しさせていただきます。
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SENJU Ophthalmic Seminar in 栃木:2020/01/16

上記、19時20分より、宇都宮グランドホテルにて開催された。

SENJU Ophthalmic Seminar  in 栃木-1.jpg

SENJU Ophthalmic Seminar  in 栃木-2.jpg

感想とまとめ
SENJU Ophthalmic Seminar in 栃木
角膜炎:sspm
ペプチドグリカンがグラム陽性菌にはある。
グラム陽性菌は、キノロン系とセフェム系
グラム陰性菌は、キノロン系とアミノグリコシド系(トブラマイシン)
第4世代のキノロンとは、ガチフロ、ベガモックス、トスフロキサシン、クラビット
dnaほどくのはトポイソメラーゼ。第4世代は解くのも元通りにするのも両方阻害する。
ナリジクス酸は、グラム陰性菌にしか効かなかった。
第2世代は、これに緑膿菌が、第3世代からは、ニューキノロンと呼ばれ肺炎球菌以外は効くようになった。第4世代は肺炎球菌に対しても効く。基本的には、グラム陰性菌に効く薬。
化学合成に寄り作ったものを抗菌薬とする。キノロンは基本的にはグラム陰性菌に有効性がある。
したがって、グラム陽性菌を疑った場合は、セフェム系。セフメノキシムは第3世代セフェム。肺炎球菌、コリネバクテリウム、緑膿菌、モラクセラにも効く。
トブラシンやゲンタマイシンは角膜上皮を痛める。グラム陰性菌に有効性あり。濃度依存性は、キノロン系、アミノグリコシド系。時間依存性は、セフェム系、ペニシリン系。回数を増やすよりも高濃度にした方が良い。一方、時間依存性は、点眼回数を増やすことが必要。ベストロンは点眼回数を重要。セフェム系は4回から6回。眼視流涙が多く点眼薬が希釈されるときには1時間に1回点眼。併用薬は最小限。眼圧管理は内服にする。散瞳目的の点眼はok.内服セフェムは処方すべきでは無い。ほとんど腸管から吸収されないから。経口第3世代セフェムは、腸管から吸収されない。micが小さい方が効果がある。ctmや、cfdnから、セフメノキシムのmicを類推する。MSSAは、キノロン系かセフメノキシム。アトピーや、2週間使い捨てのコンタクトレンズがハイリスク。MRSAはバンコマイシンの点眼自家調整。軽症例は、1.5%レボフロキサシンが適応。MRSAのリスクファクターは医療関係者、アトピー。肺炎球菌はセフノキシム、第4世代のキノロン。リスクは小児との接触歴、高齢。緑膿菌は、濃度を考えれば1.5%レボフロキサシンが最適。重症はアミノグリコシド系併用。2週間交換コンタクトレンズ、涙道閉塞症がハイリスク。1.5%レボフロキサシン6回、トブラシン3回で改善。レボフロキサシン1時間おき、トブラシン4回など。
モラクセラは、キノロン、眼瞼縁、高齢者。重症例は、セフメノキシムと、トブラシン併用する。
モラクセラは、周辺部の潰瘍。グラム陰性の双球菌。上皮欠損が遷延しやすい。所見が改善したら点眼回数を減らす。角膜上皮障害の少ないキノロン系。0.5%クラビットやガチフロ。ベガモックスは上皮障害が起きやすい。コリネバクテリウムは、セフメノキシムが第一選択。ステロイド、キノロンの長期使用。キノロン耐性のことが多い。セフメノキシムが良く効く。角膜移植後のコリネバクテリウム感染症。セフメノキシム単剤で効いた。起炎菌不明例は、キノロンで上皮毒性の低いもの。ステロイドは使用しない。その次は、塗抹検鏡、ファンギフローラY染色:真菌(カンジダ)など。
TAKE HOME MESSAGE
セフメノキシムをうまく併用する。
キノロン単剤で改善しない3パターン:肺炎球菌、MRSA、コリネバクテリウム。治療開始前に、塗抹・培養を!

相原一先生 PAPが濾過手術の成績を悪くする。EP2作動薬:充血、黄斑浮腫、虹彩炎、角膜肥厚がありうる。黄斑浮腫は眼内レンズ眼では50%に起きる。高濃度では炎症を起こす。オミデネパグでは虹彩色素沈着や睫毛の異常は起こさない。EP2とFPは間違っても併用しないこと。ブリモニシンは、脳内移行がある小児には使えない。
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