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塩谷郡市医師会学術講演会:2021/10/13

19:00~
上記開催された。拝聴した。
座長 きぬの里クリニック 院長 北條 行弘 先生
「心房細動における適切な抗凝固療法
~超高齢社会で頭蓋内出血を回避する治療戦略~」
演者 国立病院機構九州医療センター 臨床研究推進部長
            脳血管・神経内科 矢坂 正弘 先生
印象:
心原性脳梗塞は、重症、再発しやすい。十分な抗凝固療法が必要。DOACはワルファリンと比較して、管理が容易。食事が納豆禁などなし。排出が早い。モニタリングが必要なし。大出血が少ない。頭蓋内出血は減少。
直接作用型経口抗凝固薬(DOAC)[direct oral anticoagulant]
 2011年にダビガトランエテキシラート(プラザキサ[レジスタードトレードマーク]),2012年にリバーロキサバン(イグザレルト[レジスタードトレードマーク]),2013年にアピキサバン(エリキュース[レジスタードトレードマーク]),2014年にエドキサバン(リクシアナ[レジスタードトレードマーク])などの直接作用型経口抗凝固薬が非弁膜症性心房細動患者における虚血性脳卒中および全身性塞栓症の発症抑制の適応がとれた.食品の影響を受けず,納豆などを食べることができ,また薬物相互作用が少なく,定期的なモニタリングがいらないたいへん便利な薬剤である.エドキサバン15mgは高齢者に投与すると血栓症は減らし、出血もプラシーボと比較して大差なく有用。
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