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第26回 福岡眼科フォーラム 日時 2021年10月1日(金) 19:00~20:30

上記拝聴した。
以下プログラムより。
座長:福岡大学医学部眼科学教室
主任教授 内尾英一 先生
演題:「アデノウイルス結膜炎アップデート」
福岡大学医学部眼科学教室 助教 川村朋子 先生
 演題:「角膜上皮障害の診断と治療」
広島大学大学院 医系科学研究科 視覚病態学
病院診療教授 近間泰一郎 先生

印象:
河村朋子先生
アデノウィルス感染症(結膜炎)は、Ad54型が多く流行した。増殖が遅く、角膜混濁を来しやすい。アデノウィルス尿道炎の40%に結膜炎を発症する。症状消失後1ヶ月は性交渉を控える指導が必要。コンプロマイズドホストに感染すると致命的。(43%〜50%の致死率)
偽膜、角膜上皮欠損、糸状角膜炎にはステロイドを使用する。MSIには使用する。タクロリムスは効果がある。(適応外)ポピドンヨード(0.6%)+デキサメタゾン0.1%、0.15%ガンシクロビルゲル、OKG-0301などが治療薬として期待されている。
EKCと診断された症例の内、5%はヘルペス結膜炎。ステロイド投与には注意する。
大野元北大教授や、内野教授は、ステロイドは使用しないし、偽膜は剥がさない。

近間泰一郎先生
角膜上皮は皮膚の300から400倍の神経密度がある。
S-1による角膜輪部機能不全:POVの皺襞の浅化、上皮層構造の破綻、上皮表層の流れなどを認める。片眼性は若年男性に多く、熱傷、SJS, TEN, VKC/AKC、以下両眼性として、熱傷、無虹彩症、SJS, TEN, VKC/AKCなど。
ネピック:自家培養角膜上皮。適応は角膜上皮幹細胞疲弊症が適応。


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久々の太陽。台風接近前の雲間から。2枚の写真をphotomerge。プロミネンスとフレア、黒点の様子が良くわかる。何ヶ月かぶりの良いシーイング。Lunt LS230THa ZWO ASI 174MM タカハシバリエクステンダーにて拡大。9月30日早朝撮影。
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