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グラナテックwebカンファ:2020/08/03

広島大学病院 眼科
准教授 廣岡 一行 先生
ご講演内容:ホームページより
 主流出路は房水流出の約8割を担い、眼圧の恒常性を維持するうえで重要な経路です。そして、抵抗
増加に伴い眼圧が上昇する原因部位としても知られています。この経路を介する眼圧下降治療には、
流出路再建術あるいはROCK阻害点眼薬があり、これらの有効性については今現在、活発な議論が
行われている最中で、非常に注目されています。
 本日は、MIGS を含めた流出路再建術とROCK 阻害点眼薬の特徴についてご紹介したいと思います。
また、我々はトラベクロトミーとグラナテックの関係性を示す興味深い臨床結果を得たので、それに
ついても触れたいと思います。本講演が先生方の診療の一助になれば幸いです。

要点:
グラナテックが効く症例は集合管の機能が残っている。
効かない症例は、線維柱帯が反応しない。集合管以降の機能が傷害されている。
グラナテックによる眼圧下降効果を確認することによって流出路再建術の成績が予見できる。

60歳代男性、主訴腰痛。メタスタシスはなさそう。L5S1の隙間が狭い。
スクリーンショット 2020-08-03 17.37.45.jpg


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