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第90回:仮想第一助手プログラム:2021/03/07

教育的遠隔医療
On the Web Virtual Live Surgery
一例目は浅前房。
術中散瞳は、トーリックレンズ、縫着の症例(粘弾性が角膜保護させる効果を増加させる)の時にする。BSS2.5〜5CCに1滴のミドリンを加える。
短眼軸長の方にCTRを入れる場合は、短眼軸長の方は気をつける。30Dを超える短眼軸長眼にはCTRは入れない。 p-cccをしない症例は、アトピー性皮膚炎合併症の方(感染症の際の硝子体への感染症波及を防ぐため)か、眼軸長の長い症例。
最後の症例だが、途中からECCEにコンバートした。レンズの縫着という流れだが、いつも徳田先生の手術を見ていて不思議なことがあるのだが、前囊が残っている場合、前囊をガイドに出来るわけだから、前囊をガイドにして毛様溝にハプティックスの直径の長い眼内レンズを挿入すれば縫着しなくても良い気がするのだが・・。前囊には囊内に眼内レンズを入れたときのような張力はかからないから恐らく前囊自体は生涯チン小帯にくっついているだろうし、万一前囊がチン小帯から外れたとしてもハプティックスは毛様溝(若しくは毛様溝コンプレックス)に引っかかっているだろうから眼内レンズは落下しないはず・・と言うか今までの私の経験からは落下した経験はない。(毛様溝にあることを眼内内視鏡で確認する)その方が手術時間が短くて済む気がする。
おそらく徳田先生は念には念を入れて縫着されているのだろう。

終了したのは16:00。徳田先生お疲れ様です。
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