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MOC【水戸 Ophthalmic Conference】 Web勉強会:2021/06/28

上記、19時より20:30まで開催され拝聴した。
以下、プログラムより。
開会の辞 : MOC世話人  水戸済生会総合病院 副院長 加畑 隆通 先生
19:00~20:00
【特別講演】
座長 : はねもと眼科 院長 塙本 宰 先生

「~今さら聞けない小児眼科~」
演者:北福島医療センター八子恵子先生

印象:明日から役に立つ素晴らしい内容。今までのご経験を包み隠さず全てわかりやすく教えて頂いた。感謝いたしております。

斜視の治療に手遅れはない。70歳を超えても両眼視を獲得した例がある。
hydrotacは、水に濡らしてメガネに貼るレンズで、非屈折性調節性内斜視に使用する。不同視弱視は必ず両眼に遠視がある。両眼ともアトロピン下屈折値から同じ量だけ引いてメガネを作る。ミドリンPはほとんど調節麻痺作用はない。1%アトロピンは1日2回7日間、シクロは5分ごと2回点眼1時間後の屈折をはかる。アトロピンの方が、0.8D 程強く出る。1%アトロピン点眼でも完全な調節麻痺には1〜3ヶ月を要する。効果は8週間持続する。年長児には注意して使うこと。生理的トーヌスは不明なのでアトロピン付けたそのままの値をメガネの度数にする。
胎生38週では20%は鼻涙管は開放していない。直針(バンガーター針)を使う。1歳まで待っても治療成績が低下しない。
下眼瞼横幅の1/2を超えるものは自然治癒はない。放置や睫毛抜去は禁忌!!!
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